エムズソリューション(本社:神奈川県相模原市)は、Ubuntu向けに、リコー製のTrueTypeフォントを2009年3月12日発売する。デスクトップおよびワークステーション向けのフォントパッケージと、サーバ向けのサーバ用フォントライセンスの2形態がある。価格はオープン。
「Ubuntu 9.10」はクラウド強化へ、Shuttleworth氏が計画を発表
英Canonical創業者で「Ubuntu」プロジェクトを創始したMark Shuttleworth氏は2月20日(英国時間)、今年10月リリース予定の「Ubuntu 9.10」の計画を発表した。プロジェクト名は“Karmic Koala”で、クラウドコンピューティング向け機能を特徴とするという。
遂に日本語に対応した「Linux Mint 6」
現在もっとも人気の高いデスクトップ用Linuxディストリビューションのひとつといえば間違いなくUbuntuだが、そのUbuntuにはさまざまな派生バージョンが存在する。今回紹介するLinux Mintはそのエレガントな外観(図1)と操作性の良さでダントツの人気を誇っているUbuntuベースのディストリビューションだ。DistroWatchにおける、ここ12ヶ月のページヒットランキングではUbuntu、OpenSUSEに続いて3位に付けていることからも、その注目度のほどをうかがい知ることができるだろう。
Ubuntuの論理ボリュームマネージャ概説
ハードディスクはアクセス速度が遅く、故障も多い。さすがにワーキングメモリとして使われることはなくなったが、固定サイズのハードディスク・パーティションは今なおストレージ領域の主流である。そのため、速度やデータ損失の問題だけでなく、サーバをインストールする際のパーティションサイズの計算が正しいか、また(ほとんど未使用のパーティションがほかにあるのに)特定のパーティションだけが空き領域不足に陥っていないかにも気を配る必要がある。さらに、実稼働中のシステムで物理ボリュームの境界を越えるパーティションの移動が必要になったりするとかなり厄介だ。
コミュニティの結束力を高めるUbuntu主催のFOSSCamp
6か月ごとにさまざまな開催地で開かれる1週間にわたるUbuntu Developer Summit(UDS)は、Ubuntuの次期リリース版について議論する場である。一方、ほとんど宣伝されることのないFOSSCampは、必ずその直前の週末に開催される。アンカンファレンス(un-conference)であるFOSSCampにはプログラムは存在せず、招待講演者もなく、お金もかからない。マニアックなWoodstock(1969年に開かれたロックコンサート)のようだがそれよりも小規模なこのUbuntuのイベントが、つい先ほど開催された。
米IBMが「Ubuntu」採用仮想デスクトップを発表──MSフリーを実現
米IBMは12月4日(米国時間)、英Canonicalと米Virtual Bridgesとともに開発したLinuxベースの仮想デスクトップソリューションを発表、提供を開始した。コストや管理を大幅に削減できるという。
インストール済みUbuntuのクローンを新しいハードディスクに作成する
システムのハードディスクを新しいものに交換し、それを新たに起動ディスクとしたい場合があるだろう。Ubuntuのクローンを別のハードディスクに作成するのは容易だ。Ubuntuでは、ハードディスク全体のクローンを作成するツールが提供されている。Windowsパーティションがある場合は、それも含めてクローンを作成する。実はこのような基本作業は、Linuxの得意とする分野なのである。
英CanonicalがARM向けに「Ubuntu Desktop」を最適化ーーネットブック戦略強化
英ARMと英Canonicalは11月13日(英国時間)、CanonicalのLinuxディストリビューション「Ubuntu Desktop」をARMv7アーキテクチャ向けに最適化することで提携したと発表した。これにより、成長市場であるネットブックなどモバイル分野を狙う。
DebianおよびUbuntuシステムのパッケージ管理用スクリプト
Distrowatchの公表するダウンロード数上位10ディストリビューションのうち5つがDebianのパッケージングシステムを採用している。このシステムは各種ユーティリティを豊富な揃えたインフラストラクチャへと発展を遂げ、そこには基本的なコマンドであるapt-getとdpkgだけでなくapt-cache、apt-spy、apt-listbugsといったあまり知られていないコマンドも含まれる。ほかにも、既存ユーティリティのマッシュアップやオリジナルのものなど、さまざまなスクリプトがopenDesktop.orgのようなサイトで手軽に入手できる。こうしたスクリプトを使えば、Debianベースのパッケージングシステムの利用手順を効率化できたり、ソフトウェアのインストール環境についての適切な判断に役立つ情報が得られたりする。
Linuxの水準を引き上げたUbuntu Intrepid Ibex
新たなUbuntuがリリースされるたびに、ほかのLinuxディストリビューションを見る目が厳しくなる。最新のUbuntu 8.10(コードネームIntrepid Ibex)が注力しているのは、モビリティと3Gネットワークのサポートだ。高速で安定したリリースというのがIntrepidに対する私の印象だが、小さな問題がいくつか見受けられ、まだ完全とはいえない。
Ubuntu用簡単バックアップ・ツール、TimeVault
データのバックアップは通常難しいことではないが、場合によっては面倒なこともある。たとえば、前回のバックアップ以降に変更されたファイルだけをコピーするのは十分に厄介だし、自分で忘れずにバックアップしなければならなかったり古いバックアップを削除して空き領域を確保しなければならなかったりすればなおさらだ。そうしたことを面倒に思ってデータのバックアップをやめてしまい、ファイルを間違って削除したりシステムがクラッシュしたりして、ほぞをかむことがある。そうしたバックアップに伴う問題を解決してくれるのがUbuntu用バックアップユーティリティーTimeVaultだ。
DebianとUbuntuシステムで入手可能なパッケージ情報
Linuxの初心者なら自動アップデートやデスクトップツールで得られるパッケージ情報で満足するかもしれないが、経験を積んでくると注意深くなり要求水準も高くなるものだ。たとえば、アップグレードに着手する前に依存性を調べてリスクを評価したり、古いリポジトリーにあるバージョンを使うことでパッケージ間の競合を避けたりする。Debianは古くから高度な利用者を対象としており、apt-cacheコマンドやディストリビューションのWebサイトなど、その種の情報を入手する手段がいくつかある。Ubuntuでは、最近できたUbuntu Simple Package Crawlerもある。しかし、残念なことに、必要と思われる機能をすべて備えた情報源はない。
2008-11-05 17:47:00 更新(初出時の間違いを修正)
3Gモデムに対応したデスクトップ版「Ubuntu」、10月30日リリースへ
英Canonicalは10月27日(英国時間)、デスクトップ向けLinuxディストリビューションの最新版「Ubuntu 8.10 Desktop Edition」を発表した。3Gモデムのサポートなどモバイル対応の改善、共有機能が特徴となる。10月30日より同社Webサイトで無料ダウンロード提供を開始する。
システムのセキュリティー保護が簡単に設定できるツール、Uncomplicated Firewall
Linuxにはパケット・フィルターが組み込まれているが、その設定は初心者にとっては少々厄介だ。だが、Ubuntuの Uncomplicated Firewall (UFW)を使えば、初心者でも簡単かつ安全に設定することができる。
英Canonical、「Ubuntu Server」改善のためのユーザー調査を開始
英Canonicalは9月25日(英国時間)、Linuxディストリビューション「Ubuntu Server Edition」のオンラインユーザー調査を開始した。幅広いユーザーから利用動向に関する詳細情報を集め、製品改善に役立てる。
ソフトウェア開発者必見のWorkbench Linuxディストリビューション
Workbench は、FOSSツールを活用したアプリケーション構築に携わっている開発者にとって、理想的なLinuxディストリビューションの1つと評していいだろう。しかもこれは各種の開発ツールを網羅したディストリビューションというだけでなく、日常的な用途に使うアプリケーション群や外観を彩るための小物類もバンドルされているため、通常のデスクトップ用途に供したとしても、まったく場違いではないのだ。
Mozilla、Ubuntuコミュニティの批判を受けEULA改定へ
Mozilla FoundationがLinux向け「Firefox」のEULA(使用許諾契約書)の見直しを進めている。Mozilla Foundation会長、Mitchell Baker氏が9月15日(米国時間)、自身のブログで明らかにした。「Ubuntu」で「Firefox 3」を初回起動時、表示されるEULAについて、先週より、Ubuntuコミュニティを中心に疑問視する声が起こっていた。
ローカルIMAPサーバの構築方法
インターネットサービスプロバイダ(ISP)のサーバからメールを取得するように普通のやり方で電子メールクライアントを設定するだけでは、十分に対応しきれない状況もある。たとえば、デスクトップPCの補助用にノートPCを導入している場合や、ときおりパートナーのコンピュータを使って自分のメールを読む場合だ。そうした状況では、自分が使うすべてのクライアントマシンでメールの同期を取るという課題にぶち当たる。POP3(Post Office Protocol)の代わりにIMAP(Internet Mail Access Protocol)を使うという手もあるが、その場合はすべてのメールをISPのサーバにためておく必要があり、それはそれで問題が残る。ここでは、自分のネットワーク上にメールの読み出しと保管用のサーバを1台セットアップすることで、メールクライアントが何台あってもメールを同じように扱えるようにする方法を紹介する。
UbuntuライブCDをカスタマイズするツール、UCK
ライブCDは、ハードドライブに何もインストールせずにオペレーティング・システムを起動することができるすぐれものだ。Linuxには多くのライブCDがあり、それをカスタマイズするツールも多い。 Ubuntu Customization Kit (響きよくUCKと呼ばれる)もその一つで、ディストリビューションに任意のアプリケーションを追加することができる。既製のUbuntuライブCDではアプリケーションのラインナップに満足できないという人も、UCKを使えば自分好みのライブCDを大した手間をかけずに作ることができる。