3Gモデムに対応したデスクトップ版「Ubuntu」、10月30日リリースへ

 英Canonicalは10月27日(英国時間)、デスクトップ向けLinuxディストリビューションの最新版「Ubuntu 8.10 Desktop Edition」を発表した。3Gモデムのサポートなどモバイル対応の改善、共有機能が特徴となる。10月30日より同社Webサイトで無料ダウンロード提供を開始する。

 Ubuntu 8.10 Desktop Editionは、コードネーム「Intrepid Ibex」として開発されていたもので、デスクトップ環境「GNOME 2.24」を採用し、ビデオ会議ツール「Ekiga 3.0」、IMクライアント、タイムトラッカーなどを利用できる。最新版では、モバイル利用を強化するため3Gモデムに対応、無線・有線LANに加えてセルラーネットワークも利用できるようになった。USB型3Gモデム、携帯電話、Bluetoothを経由しても3G網を利用できる。

 共有機能としては、「Guest Sessions」を提供する。セッションロック機能により、稼働中にゲスト設定が可能で、自分のデータを安全に維持しつつ他人がコンピュータを利用できるという。USBドライブへのインストールも可能で、他のコンピュータにプラグインしてUbuntu環境を利用できるという。

 Ubuntu 8.10 Desktop Editionは、10月30日より同社Webサイトで無料ダウンロードできる。

英Canonical
http://www.canonical.com