オートデスク、Google Earthと連携できる最新版マッピングソフト

 オートデスク(本社:東京都中央区)は2007年7月13日、地図情報や設計データをWeb上に配信できるマッピングソフトの最新バージョン「Autodesk MapGuide Enterprise 2008」の出荷を開始した。米Googleが提供する地図表示サービス「Google Earth」との連携機能を備える。価格は、サーバ1CPUで年間31万9200円から。

Talend、オープンソースのデータ統合ツール新版をリリース――100個以のデータ・コネクタのサポートとJava対応を実現

 オープンソースのデータ統合ソフトウェアを開発している新興企業のTalend(フランス)が、今週に入って製品をアップグレードした。新版ではコネクタの数が3倍になったほか、データ統合プロセスをJavaで実行できるようになった。大容量データの変換機能も強化されている。

レビュー: CentOS 5 --堅牢なエンタープライズ向けOS

 CentOSプロジェクトが先週、エンタープライズ向けLinuxディストリビューション「CentOS」の2年ぶりのメジャーリリースであるバージョン5をリリースした。そこで今回CentOS 5をダウンロードして試してみたところ、CentOS 5は仮想化などの新機能を追加しながらも堅牢さと信頼性というこれまでのCentOSの伝統を引き継いだリリースであることが分かった。

サン、企業向け基盤パッケージ「Sun Java Enterprise System 5」販売開始

 サン・マイクロシステムズは、企業向け基盤ソフトパッケージ「Sun Java Enterprise System 5」の販売を開始した。内部統制に対応し、ビジネスプロセス統合を自動化する。年間サポートを含むサブスクリプション方式で販売。サポートが不要な場合は、サンのダウンロードセンターからダウンロードして利用できる。

GNUMP3d:多様なプラットフォームで使える小型MP3/OGGストリーミング・サーバー

 数千キロも離れたところにいる友人に自分のコンピューターに保存してある歌を聴かせたい。あるいは、自分のコンピューターにある音楽ライブラリーをLAN上のごく限られた人たちにも使ってもらいたい。あなたならどのようにして実現するだろうか。もちろん共有ファイルにすれば可能だが、この仕掛けはいかにも大仰だ。このようなときに便利なのがGNUMP3dなどのストリーミング・サーバーだ。これはインターネット・ラジオよりも役に立つ。離れたところにいる人に自分の音楽ライブラリーから曲を選んで楽しんでもらうことができ、しかもNFSもSSHもSambaも不要だ。

BalanceNG:シンプルで軽量な負荷分散システム

 負荷分散ソフトウェアとは、複数のハードウェアデバイスを用いて作業を分散させ、その結果として速度的なパフォーマンスを向上させるためのものだ。Linuxネットワーク向けの負荷分散ソフトウェアとしてはLinux Virtual Serverが最も有名だが、また別の選択肢としてBalanceNGがある。BalanceNGはシンプルで軽量なユーティリティであり、組織によってはより優れた選択肢にもなり得る。

クラスキャット、RHEL 5対応サーバ管理ツール新版

 クラスキャット(本社:東京都港区)は2007年4月9日、Red Hat Enterprise Linux 5(RHEL 5)対応のサーバ管理ツール最新版「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v5」の販売を2007年第2四半期から開始すると発表した。ホスティング事業者や既存顧客向けに、4月下旬から最終ベータ版を無償配布する。申し込み受付中。

日本オラクル、企業内検索エンジン「Oracle Secure Enterprise Search 10g」の新版を発表――検索コネクタの追加で、多数のオラクル製/他社製アプリケーションを検索対象に

 日本オラクルは4月2日、企業内検索エンジンの新版「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」および同製品で利用可能な検索コネクタの出荷開始を発表した。検索コネクタが多数追加されたことで、従来よりサポートしていた「Oracle Database」などに加え、オラクル製業務アプリケーションや他社製グループウェア、ECMなども検索対象にできるようになった。また、他社製ディレクトリ/アイデンティティ管理ソフトウェアに対応した「IDプラグイン」も新たに提供されている。

wikiを使って情報システムをつなぐ

 文書化やサポート要望の管理やコラボレーションを効果的に行うのは、多くの組織にとって困難な課題だ。大概の企業では顧客情報・サポート処理・一般知識ベースのシステムが独立しており、あるプロジェクトの全体像を見たり特定のクライアントに関するすべての情報を横断的に収集したりするのはほぼ不可能だからだ。しかし、wikiソフトウェアを利用すれば、そうした個別のシステムを一つにつなぐことができる。

CD1枚でサーバをセットアップ――CentOS 4.4 Single Server CDの簡易導入ガイド

 先日私は、1基のサーバを新規に用意しなければならない事態に陥った。その際に求められていた要件は、Web、メール、ファイル共有という一般的なサーバコンポーネントを備えると同時に、堅牢性と信頼性を有していること、というものである。いずれにせよ、ネットワーク経由で4GBものソフトウェアをダウンロードすることは避けたかった。そこで選択したのがCentOSというディストリビューションのSingle Server CDバージョンである。

インターネット接続の高速化と安全化をもたらすOpenDNS

人間が読んで理解できる形式のWebサイトアドレスを数値として表現されたIPアドレスにマッピングする役割を担っているのが、いわゆるドメインネームシステム(DNS)である。2006年7月に立ち上げられたOpenDNSは、こうした本来のDNS機能に加えて、フィッシングサイトのブロックおよびURLの入力ミスを自動修正するというフリーのサービスも提供している。その他、OpenDNSで用いられているトラフィックのルーティングおよび負荷分散の最適化テクノロジは、Webページ転送の高速化という恩恵をもたらしてくれるのだ。