サン、企業向け基盤パッケージ「Sun Java Enterprise System 5」販売開始
サン・マイクロシステムズは、企業向け基盤ソフトパッケージ「Sun Java Enterprise System 5」の販売を開始した。内部統制に対応し、ビジネスプロセス統合を自動化する。年間サポートを含むサブスクリプション方式で販売。サポートが不要な場合は、サンのダウンロードセンターからダウンロードして利用できる。
アプリケーションサーバ、Webサーバなどシステム構築に必要なソフトウェア群を1パッケージにまとめた製品。ベースソフトウェア製品群、アイデンティティ管理ソフトウェア製品群、ビジネス統合ソフトウェア製品群がある。Solairsのほか、Red Hat Linux、HP-UX、Windowsの各プラットフォームに対応。いずれのプラットフォームでも対応する全てのコンポーネントが利用できる。
最新版では、SOA(サービス指向アーキテクチャ)基盤構築の各コンポーネントを機能強化し、HTTPエンジンでは楕円曲線暗号を使った公開鍵暗号方式をサポート、ディレクトリ・サーバではマルチマスターレプリケーション機能を最大18CPUまで拡張し、LDAPやデータベース情報を透過的に参照できるバーチャルディレクトリ機能などを搭載した。また、J2EE1.4対応のアプリケーションサーバ、AjaxやRSSに対応したポータルサーバなどを追加している。
ライセンス価格(税別)は、標準パッケージが従業員1人あたり年間1万4000円から。アイデンティティ管理ソフト群とビジネス統合ソフト群の追加がそれぞれ同7000円(最低100人)から。
従業員数ベースの料金体系採用で、利用CPU数や端末数が増加した場合でも年間コストを固定化できる。また、ライセンス体系を単純化したことでコスト管理負担も軽減できるという。【鴨沢 浅葱/Infostand】
サン・マイクロシステムズ
http://jp.sun.com/
Sun Java Enterprise System 5
http://jp.sun.com/javaenterprisesystem/