センドメール、メールゲートウェイフィルタ最新版を発売

 センドメール(本社:東京都港区)は、メールゲートウェイ・フィルタソフトの最新版「Mailstream Flow Control 2.0」を発表した。急増するスパムメールなどからメールシステムを保護する。パートナー企業経由で2月15日から販売を開始、3月1日から出荷する。

 接続拒否、通数制限、接続数制限などの機能を搭載。大量のメールを送りつけてシステムダウンを狙うDoS/DDoS攻撃や、総当たりで大量のメールアドレスを送信して有効なアドレスを不正入手しようとするDHA攻撃などからメールシステムを守る。

 最新版では、スパムフィルタベンダーが提供するIPアドレスベースのレピュテーションデータを基にしたフィルタリング機能を追加。接続拒否など、より的確な対抗措置が可能になった。また、ファイアウォールをリモート制御する機能も追加し、外部からの攻撃を遮断できる。

 動作環境はSolaris 8/9/10、RedHat Linux Advanced Server 3.0/4.0、SUSE Linux Enterprise Server 8/9。同社によると、国内で流通するスパムメール数が過去1年間で倍増しており、メールゲートウェイの必要性が高まっているという。メールゲートウェイフィルタは、これまで大量のメールを扱うISPなどを中心に導入が進んでいたが、一般企業への拡販を目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

センドメール
http://www.sendmail.co.jp/