F2M、オープンソースソフトを活用したネット通販システム

 eマーケティングのエフツーエム(F2M、本社:東京都港区)は2007年7月5日、ネット通販システム「OMMERCE」(オマース)を発表、営業活動を開始した。野村総合研究所(NRI、本社:東京都千代田区)のオープンソース基盤「OpenStandia」をベースに構築したもの。

 OMMERCEは、OpenStandiaをベースにECサイト向けに開発したシステム基盤と、F2Mが開発したネット通販業務向けアプリケーション部で構成される。販売・決済のほか、販売促進、CRM、ネット注文とコールセンター注文を連動させる機能などを備える。

 F2Mは、全国でセミナーを定期的に開催して普及を図る計画。第1弾として7月25日に東京ミッドタウン内の富士フイルム本社でセミナーを開催する。初年度4億円の売り上げが目標。F2Mは、富士フイルムと電通の合弁で2006年6月に設立した。

 OpenStandiaは、NRIが動作検証した複数のOSSから構成されるスタックで、信頼性の高さを特徴とする。障害対応やセキュリティ面のサポートもNRIが提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

エフツーエム
http://www.f2m.co.jp/

OpenStandia
http://www.nri-aitd.com/openstandia/