Rubyの添付ライブラリに脆弱性、公式サイトが修正版をリリース

 プログラミング言語「Ruby」の添付ライブラリ「WEBrick」に、端末エミュレータの攻撃に悪用されるおそれのある脆弱性がみつかり、Ruby公式サイトは2010年1月10日、最新修正版「Ruby 1.8.7 patchlevel 249」「Ruby 1.9.1 patchlevel 378」を公開した。WEBrickプロセスを更新するまでは、WEBrickのログを閲覧しないよう呼びかけている。

IPA、Windows PCのセキュリティ設定チェックソフトを無償公開

 情報処理推進機構(IPA)は2009年12月21日、Windows PCのセキュリティ設定項目を簡単な操作で確認できるソフトウェア「MyJVN(マイジェイブイエヌ)セキュリティ設定チェッカ」を無償公開した。一般ユーザー向けで、USBメモリーの自動実行機能を悪用して感染を拡大するウイルスが増加していることを受けた。

IPA、脆弱性対策用にPCソフトのバージョンチェックツールを無償公開

 情報処理推進機構(IPA)は2009年11月30日、Webブラウザや動画再生ソフトなどWindowsPC用ソフトウェアのバージョンをチェックするツール「MyJVN(マイジェイブイエヌ)バージョンチェッカ」を無償公開した。7種類のソフトについて、バージョンを確認して脆弱性問題を解決した最新版にアップデートできる。

ハードディスクを完全消去する「DBAN」のインストールと使い方

 PCやハードディスクを中古店やオークションなどで処分する場合に気を付けたいのが、含まれるデータの消去処理だ。一般的にフォーマットを行えば含まれるデータは削除されると思われているが、フォーマットでは完全な削除は行われず、復旧ツールなどを利用すれば中のデータにアクセスできてしまう。データを完全に削除するには、DBANのような削除ツールを使うとよい。

ファイルを安全に完全削除するツール「Eraser」のインストールと使い方

 仕事で作った機密ファイルや、パスワードリスト、家計簿、個人情報、あるいは秘密のポエム等々、たいていの人は他人と共有する訳にいかないデータを色々持っている事だろう。セキュリティの事を考えると、これらのファイルを単に移動や削除するのは危険だ。見た目は削除されていても元の場所には痕跡が残っており、他人が復元できてしまう可能性があるのだ。「Eraser」を使うと、これらの機密ファイルを安全かつ完全に移動したり削除する事が可能となる。

Webサービスで利用するIDとパスワードを一括で管理する「Password Safe」の使い方

 この数年でWebメールや動画共有サイト、SNSなどの便利なWebサービスは非常に多くなった。だが利用するWebサービスが増えると、その分ユーザーIDとパスワードも増加し、記憶するのが非常に困難となる。かといってすべて同じパスワードを使い回したり、テキストファイルにメモしたりするのはセキュリティの面で大きな問題になる。そこで使いたいのが複数のIDとパスワードをまとめて管理できる「Password Safe」だ。

ASETなど、Xen仮想サーバを利用したセキュア・プラットフォーム実証実験を開始

 超先端電子技術開発機構(ASET)、住商情報システム、NEC、富士通の4者は2009年9月28日、仮想サーバ環境で実業務アプリケーションの安心・安全な運用を検証するための実証実験を10月から行うと発表した。ASETが経済産業省から受託した研究「セキュア・プラットフォームプロジェクト」で開発した技術を実業務システムに適用する。

パスワード管理Webサービスと連携できるFirefox向けパスワードマネージャ「LastPass Password Manager」

 Blogやオンラインショッピング、SNSなど、利用の際にログインが必要とされるWebサービスは多い。個人情報保護のため、これらに使用するパスワードはすべて異なるものを使うべきなのだが、現実問題としてそのように多くのパスワードを覚えておくのは大変である。そこで活用したいのが、パスワードをWebブラウザ側で一括管理できるパスワードマネージャである。今回紹介する「LastPass Password Manager」は、Webサービスとの連携により、複数のPC/Webブラウザ間でのパスワード同期機能を備えるパスワードマネージャだ。