IPA、「EC-CUBE」の旧バージョン使用サイトに「注意喚起」

 情報処理推進機構(IPA)は2009年7月27日、オープンソースのECサイト構築パッケージ「EC-CUBE」で、脆弱性のある旧バージョンを使用しているサイト運営者に対し、迅速なバージョンアップの実施を求める「注意喚起」を行った。対策済みのバージョンが公表されているにもかかわらず未適用のWebサイトがあるとの届け出が増加したことを受けた。

スタートフォースと広瀬電工、Linux端末をセットにした仮想デスクトップソリューション

 スタートフォース(本社:東京都千代田区)と広瀬電工(本社:東京都千代田区)は2009年7月6日、Linuxベースのネットブックと仮想デスクトップを組み合わせた企業向けモバイルソリューション「Startforce Boot Client(SFBC)」の販売を開始した。端末1台の月額レンタル価格は3500円から(2年間の継続利用の場合)。8月上旬から出荷開始する。

ネットユーザーの9割以上がIDとパスワードを使い回し――NRI調査

 野村総合研究所(NRI)が2009年6月11日発表したネットユーザーのIDとパスワードについての意識調査によると、ユーザーの9割以上が、同じID・パスワードを複数のWebサイトで使い回しているという。同社は、増やしたくない気持ちがあるためで、サービス提供者には、OpenID仕様への対応などユーザーの負担を減らす工夫が求められるとしている。

Webサイトの安全度をチェックする「McAfee SiteAdvisor」拡張

 かつてはウイルスの感染経路としては電子メールの添付ファイルなどが多かったが、今日ではWebサイトからのウイルス感染例が増えてきている。脆弱性のあるプラグインなどを使っている場合、悪意のあるWebページを閲覧するだけで感染するウイルスもあり、ユーザーの側で自衛せざるをえない。そのため、最近ではWebブラウザと連携して危険を防ぐセキュリティソフトが登場している。セキュリティベンダーであるマカフィーが無償提供している、Mac OS XおよびWindowsで利用できるFirefoxアドオン「McAfee SiteAdvisor」も、このようなソフトの1つだ。

IPA、ぜい弱性情報DB「JVN iPedia」で情報自動収集を試行、開発者側から登録可能に

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2009年4月28日、運営しているぜい弱性対策情報データベース「JVN iPedia」で、製品開発者が発信するぜい弱性対策情報の自動収集を試行開始した。自動収集を利用することで、開発者は製品ユーザーに広く対策を促すことができるようになるという。

クリアコード、「milter」を活用するオープンソースの迷惑メール対策システム構築ツール

 クリアコード(本社:東京都文京区)は2009年4月16日、さまざま迷惑メール・フィルター「milter」を組み合わせて効果的な迷惑メール対策システムを構築するツール「milter manager 1.0.0」をオープンソースソフトウェアとしてリリースした。SourceForge.netで公開している。

アイアクトとトライコーダ、Webアプリケーションのセキュリティ要件書を「CC」で公開

 Webサイト企画・制作などのアイアクト(本社:大阪市)と、セキュリティ教育のトライコーダ(本社:東京都新宿区)は2009年3月30日、Webアプリケーションの脆弱性を防ぐセキュリティ要件をまとめた仕様書「発注者のためのWebシステム/アプリケーションセキュリティ要件書」を無償公開した。

センドメール、総務省ガイドライン準拠の迷惑メール対策ソリューション

 センドメール(本社:東京都港区)は、中小規模ISP向けの迷惑メール対策ソリューションを2009年3月2日発売する。迷惑メール対策に必要な設定ファイルやテンプレートをあらかじめ組み込んであり、総務省の通信業者向けガイドラインに準拠した対策をすぐに利用できる。パートナー企業経由で販売。価格はオープンで、実売価格は400万円台になる見込み。

HDE、ホスティングサーバ管理ツール最新版「HDE Controller 6 ISP Edition」

 HDE(本社:東京都渋谷区)は、ホスティング事業者向けLinuxサーバ管理ソフトの最新バージョン「HDE Controller 6 ISP Edition」を2009年2月27日発売する。スパムメール対策機能において、メールサーバの安定性やセキュリティを高めて負荷を軽減させた。価格(1年間サポート付き)はパッケージ版が15万2250円、ダウンロード版は12万1800円。

「CS Lite」で面倒なクッキー管理を簡単に

 Webサイトを巡回していると、前回のアクセス日時や、自分のユーザー情報などが表示されるページを見ることがあるだろう。これは、PCに保存されたクッキー(Cookie)を使って実現しているものだ。しかし、このクッキーを、便利だからといってすべてのサイトで無条件に使っていては危ないかもしれない。実はクッキーの中には、スパイウェアとなるものも存在する。ウイルス対策ソフトでも、スパイウェアとしてクッキーが検出されるのを見たことがある方も多いはずだ。無差別にクッキーを許可していては、ここから個人情報の流出などといったことにも繋がりかねないのだ。