リモートから専用サーバを操作する――はじめての「さくらの専用サーバ」(2)

図10 「電源制御」メニューから電源関連の各種操作が行える

 さくらの専用サーバではWebブラウザ経由でアクセスできるコントールパネルやJavaベースのリモートコンソールが用意されている。これらを利用することで、サーバーの稼働状況チェックや電源管理、ネットワーク管理、コンソールやBIOSの操作、サーバーの仮想CD/DVDドライブへのISOイメージのマウント、といった作業をリモートからネットワーク経由で行える。今回はさくらの専用サーバで提供されるこれら管理ツールについて紹介する。

専用ルータと同等の機能を備えるLinuxベースのソフトウェアルーター「Vyatta」を使う

 専用サーバーサービスを使って複数のサーバーを利用している場合や、サーバー上に仮想マシンを複数稼働させてネットワークを構築しているといった場合、仮想的なルーターを利用できると便利なことが多い。本記事では仮想マシン上にインストールして利用できるLinuxベースのソフトウェアルーター「Vyatta」を使い、専用サーバーのネットワーク上にルーターを設置する方法を紹介する。

OpenStackの仮想ネットワーク管理機能「Quantum」の基本的な設定

 OpenStack 2012.2(「Folsom」)で新たに追加された新コンポーネント「Quantum」は、クラウド環境内での仮想ネットワーク作成や管理を行うためのサービスだ。柔軟に仮想ネットワークを作成でき、またネットワーク仮想化に対応したハードウェアとの連携機能も搭載している。今回はこのQuantumの導入方法や、シンプルな仮想ネットワーク環境の構築方法について解説する。

ぷらっとホーム、各種ネットワークサービスを容易に提供できるアプライアンス「EasyBlocks」を発売

 プラットホームは6月6日、DHCPやDNS、NTP、サーバー/ネットワークの監視管理といったネットワークコアサービス機能を提供する小型アプライアンス「EasyBlocks」を発売した。あらかじめ必要なソフトウェアのインストールや設定が行われた状態で出荷され、ケーブルを接続するだけで利用できる。複数台を組み合わせて利用することで冗長化やWebインターフェイスによる一元管理なども行える。

XenServerによるサーバー仮想化に対応、さくらインターネットの「専用サーバ」を使いこなす

 さくらインターネットの「専用サーバ」は、月額8,800円からという低価格ながら、サーバー仮想化をサポートするというユニークなサービスだ。本特集では、この専用サーバ上で仮想化技術「XenServer」を活用してサーバー環境を構築したり、仮想サーバー環境のコピーや転送といった仮想化ならではのメリットを活用した柔軟な運用・管理を行う方法を紹介する。

dat落ちした2ちゃんねるのスレを読めるようにする、ログのP2P共有ツール「o2on」 の使い方

 2ちゃんねるのスレッドは、書き込みの数が1000件を超えたり、しばらく書き込みがなかったりすると閲覧できなくなる。いわゆる「dat落ち」と呼ばれる状態だ。dat落ちしたスレッドは2ちゃんねるが運営しているサービスか、ウェブ上の過去ログ保存サイトを利用すると読むことができる。だが、2ちゃんねるのサービスは有償であり、過去ログ保存サイトでは読めないスレッドも多い。そこで役に立つのが「o2on」である。