Linux向けの音楽プレイヤー「Amarok」を開発するAmarok Projectは12月10日、最新版「Amarok 2.0」をリリースした。「KDE 4.0」を採用し、ユーザーインターフェイスを全面的に書き換えた。主要Linuxディストリビューションに対応、同プロジェクトのページよりダウンロードできる。
独SoundCloudの開発者ら、Webベース音楽プレイヤー「TheCloudPlyer」をリリース
ドイツを拠点とする2人の開発者が12月7日、Webベースの音楽プレイヤー「TheCloudPlayer」をリリースした。音楽配信システム「SoundCloud」のAPIを利用し、米Googleのアプリケーションプラットフォーム「Google App Engine」を土台としたマッシュアップアプリとなる。
デジタル写真の管理に役立つ自動処理ツール
旅行から帰って来てデジタルカメラの写真をファイルサーバにコピーする際に、ファイル名を変更したり、(画質を落とさずに)回転させて縦横の向きを見やすく変えたりしたいことがある。さらに、画像ファイルにコメントを埋め込んで、どんな画像ビューアでもそうしたメタデータの読み取りや共有ができるようにしたいこともある。この記事では、そんなときに役立つコマンドラインツールをいくつか紹介する。
オープンソースのメディアプレイヤー「Songbird 1.0」、正式リリース
米Pioneers of the Inevitableは12月2日(米国時間)、オープンソースのメディアプレイヤー「Songbird 1.0」を発表した。Windows XP/Vista、Linux、Max OS Xに対応、同社Webサイトからダウンロードできる。
MP3ファイルの管理ツール、Zina
集めたMP3ファイルがたくさんたまってくると管理が厄介になる。ディレクトリーを使って分類すれば多少の整理はできるが、これだけでは特定のジャンルや時期などでトラックを再生することもできない。そんなときに役立つのが、有用な機能を豊富に持つWebアプリケーション Zina だ。
Linux用のID3タグ・エディタ6種類を試す

デスクトップ用Linuxでは、Xine、MPlayer、Amarokなど、さまざまなマルチメディアプレーヤーを利用できる。こうしたデジタルメディアプレーヤーをフル活用するためには、再生するファイルの中身を充実させることが欠かせない。それには、できるだけ優れたタグエディタを利用するのが一番だ。今回は、安定動作して広く利用されているGUIのID3タグエディタ6種類を試してみた。結論から言うと、優れたタグを作成するためには、複数のエディタを組み合わせて使う必要がありそうだ。
優れたベクターグラフィックス描画ツールsK1

その名前からはピンと来ないかもしれないが、 sK1 は優れたベクターグラフィックス描画プログラムである。同じカテゴリのより有名なツールとしては、Inkscape、Dia、OpenOffice.org Drawなどがあるが、sK1にはCorelDrawのCDRファイルを読み込み、Linuxで使用可能なフォーマットに変換するという、他のLinuxアプリケーションにはない機能が存在する。
CD/DVDイメージを操作するAcetoneISO2

CDなどのディスクを失敗せずに焼くことがLinuxの関心領域でなくなって久しいが、これはK3bやGnomeBakerといったツールのおかげである。もう1つ重要なツールがある。 AcetoneISO2 は、ディスクイメージの管理の面で「スイスアーミーナイフ」のごとき多用途のツールとなることを目指している。この便利なツールを使うと、さまざまな形式のイメージ(.nrg、.bin、.imgなど)をISO形式に変換できる。また、ISOイメージの生成、圧縮、暗号化、抽出、マウントといった操作を行える。さらに、Mac OSの*.dmgファイルをイメージとしてマウントする、DVDをリッピングしてXvid AVIファイルを生成する、イメージを分割/結合するなど、そのほかにも多くのことを行える。
Subsonic:インターネット経由で音楽ライブラリを再生する
音楽ライブラリがCDコレクションやMP3プレーヤーに縛られている場合でも、外出中に気軽に好きな曲を楽しむ方法がある。 Subsonic は、音楽コレクションにインターネットを介して ─ 自分だけでなく友人も ─ アクセスできるフリーのWebベース・メディアストリーマである。
Collabora、オープンソースビデオエディタPiTiViの開発に資金提供
Xigh.org、オープンソースのビデオコーデック「Theora 1.0」をリリース
非営利団体Xigh.org Foundationは11月3日、オープンソースのビデオ圧縮フォーマットの正式版「Theora 1.0」を公開した。特許ライセンスが一切不要のビデオコーデックで、正式版登場により適用が広がることが期待される。
パノラマ写真作成ツールHuginがさらに進化

今月、フリーのパノラマ写真作成ツール Hugin のバージョン0.7が、2年の開発サイクルを経てリリースされた。この新バージョンでは、技術的に重要な機能の追加とユーザビリティの向上により、普通の撮影者でも簡単にパノラマ写真を作成することができる。
外観よりも中身の変化が大きいGIMP 2.6
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、代表的なフリーソフトウェアの1つだ。10月1日にリリースされたバージョン2.6では、多くの機能追加と改良が行われている。ただし、目に見える部分はそれほど変わっておらず、本当の変化はその裏側に隠れている。
Vector Linux Multimedia Bonus Discでマルチメディアのプロに
オーディオ、ビデオ、およびグラフィックスのプロの多くがLinuxに切り替えたがっているものの、Linux上でマルチメディアを処理するという困難な問題に取り組むのは御免だと思っているか、そのようなツールが欠如しているらしいとの噂で尻込みしている。私はこの問題と認識への取り組みとして Vector Linux Multimedia Bonus Disc (MMBD)を作成した。これは完備したマルチメディア作成システムであり、Linuxで利用できる何百もの優れたマルチメディアアプリケーションが含まれている。
SMPlayer:MPlayerのラッパーとなる高機能なマルチメディア・プレイヤー
大幅な改良が施されたVLC 0.9.2
GNU/Linuxのベクタ画像編集ツール
10年前は革新的だったベクタ画像形式だが、今やコンピュータで画像を表示する標準的な手法になりつつあり、KDE 4のデスクトップにも採用されている。こうした普及の理由は、画像を数式で表現するベクタ画像(通常はSVG[Scalable Vector Graphics]形式)のほうが、画像をピクセル単位で再現するラスタ画像(ビットマップ形式)よりも画面への表示が高速で美しく、サイズ変更が容易なことにある。ベクタ画像を扱えるフリーソフトウェアとしては OpenOffice.orgのDraw、KOfficeのKarbon14、Inkscapeなどがあるが、現時点ではInkscapeが最も優れたフリーのベクタ画像エディタといえる。
コマンドラインでデジタル写真にメタデータを追加する
デジタルメディアファイルの有用性は、メタデータをタグ付けすることでより高くなる。つまり、写真の説明をそれぞれの画像に埋め込んだり、外部データベースに保存したりできるのだ。 ExifTool は、写真、オーディオ、ビデオのメタデータをLinuxで管理する効果的なツールであり、柔軟性が高くて手軽に使える。ここでは、ExifToolを使ってJPEGファイル内のEXIFデータを処理する方法を紹介する。
Photoshopフィルターを使うためのGIMPフィルター User Filter
GIMPはフィルターが数十もあると自慢しているが、Photoshopなどには何千もあり、このギャップがGIMPの普及を阻害している要因の一つになっている。画像を鉛筆画風にしたり印象派やキュービズムといった有名な絵画スタイルをまねたりする特殊効果が必要になることは多くないかもしれないが、いざそれが必要になったとき、そうした効果を簡単に付けることのできるフィルターがあれば時間を大幅に節約することができる。このギャップを埋めようと、GIMPは1.xリリースにあったUser Filterを復活させた。このフィルターは一種のメタプラグインで、導入するとPhotoshopフィルターをインポートし管理することができるようになる。また、知識さえあればフィルターを自作することもできる。