AMD、デスクトップPC向けクアッドコア「Phenom」で巻き返し――チップ製品投入は今年下半期の予定

 米国AMDは5月14日、新設計のデスクトップPC向けクアッドコア対応プロセッサ「Phenom」を2007年下半期に市場投入することを明らかにした。同社は既存のAthlonプロセッサに代わる新世代プロセッサの提供時期を明らかにすることで、クアッドコア製品で先行するIntelに対する競争優位性をアピールしたい考えだ。

テキサス大学、毎秒数兆回の計算を実行するプロセッサのプロトタイプを発表――産業界や科学分野などでの活用に期待

 米国テキサス大学コンピュータ学科の研究チームは4月24日、毎秒数兆回の計算を実行できる、汎用コンピュータ向けプロセッサ「TRIPS(Tera-op, Reliable, Intelligently adaptive Processing System)」のプロトタイプを発表した。TRIPSは、膨大な数のアプリケーションを同時に処理できる性能を有しており、今後は産業界や科学分野などでの活用が期待されている。

Appleのくびきを脱したTerra Soft、世界初のCellベース・スーパーコンピューティングクラスタに取り組む

昨年アナウンスされた、AppleによるIntelベースハードウェアへの移行という出来事は、Yellow Dog Linuxディストリビューションで知られるTerra Soft Solutionsにとっての致命的な大打撃かと思われた。ところがTerra SoftのCEOを務めるKai Staats氏によると、この動きは結果的に同社にとっての福音となったということである。というのも、これを契機として同社はより大きな収益の見込める業務に着手するようになっており、Cellをベースとした世界初のスーパーコンピューティングクラスタの構築もそうした成果の1つなのである。