情報処理推進機構(IPA)は2010年1月27日、2009年度下期の「未踏IT人材発掘・育成事業」の採択プロジェクト19件を発表した。応募総数97件の中から5人のPMがそれぞれの審査基準で審査。各PMの採択候補を元に決定した。
応用情報技術者試験--SEのための受験ガイド 2009秋版
情報システム開発に携わるSE(システムエンジニア)であれば、情報処理技術者試験のことはご存じでしょう。新卒でシステム開発会社に入社して、基本情報技術者試験(以下、FE試験)の合格を目指して、仕事や勉強に取り組んだ(取り組んでいる)方も多いはずです。FE試験に合格すると、次はソフトウェア開発技術者試験(以下、SW試験)を目指すのが一般的でした。SW試験に合格することと、3~5年程度の実務経験を積むことが、中堅SEへのステップと考えている企業が多いからです。
SF.JP開発者インタビュー:仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」
SourceForge.JPでは、毎月SourceForge.JP上で開発を行っているオープンソース・プロジェクトを1つ取り上げ、その開発者へのインタビューを行っています。今月はWebブラウザ経由で仮想化されたサーバーを管理できるサーバー仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」を開発する、Karesansui Projectにインタビューを行いました。
ソフトウェア技術者の4割が月200時間超の長時間労働
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の調査によると、エンタープライズ系ソフトウェア技術者の40.1%が、月平均就労時間が200時間を超える「長時間労働者」という。2008年5月22日に発表した「エンタプライズ系ソフトウェア技術者個人の実態調査」によるもので、「開発現場の厳しさ」として、「労働時間」と「収入」がクローズアップされた。
第4回IPA賞、オープンソフト部門はYARV開発の笹田耕一氏に
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は2008年5月16日、「第4回IPA賞」の受賞者を発表した。オープンソフトウェア部門には、Rubyを高速実行するための処理系「YARV」の開発者で、東京大学大学院講師の笹田耕一氏が選ばれた。
Linux.comの2007年クリスマスギフトガイド
今度のクリスマスの買い物を先延ばしにしていて、もう切羽詰ってしまったが、誰に何を買ったらよいのかわからない……。そんな人も結構いるのではいないだろうか。その心中は察するに余りあるので、駆け込みショッピングガイドとして、とびきりギークな友人向けのプレゼントを紹介しよう。
女性専用Linuxディストリビューションの構築? 意欲は買いますが、余計なお世話です
どうやら“女性にでも扱えるLinuxディストリビューションを構築しよう”なる構想が再燃をし始めているようである。ちょっと待ってもらいたい。いくらなんでも私たち女性陣は、そこまでの技術オンチではないだろう? よって本稿では、そうした特性バージョンLinuxの構築がいかに無意味な行為であるかを解説することにする。
女性のためのGNU/Linux ― 悪くないのでは?
あちこちの女性向けメーリングリストに“女性のための女性による”ディストリビューションというアイデアが投稿されている。今のところ、このアイデアに対する反応は冷やかだ。ひょっとすると単なる釣りなのかもしれない。しかし、そのようなディストリビューションの話が進展するとすれば、それは大いにコミュニティの精神に適ったものであり、フリーソフトウェアにおけるジェンダーギャップ(男女格差)をなくす地盤と自信を女性たちに与えることになるだろう。
次世代ITマネジメントの3つの鍵
企業の成長と市場力学の変化に即応すること。それはどのIT部門にも求められる共通の課題だ。IT部門は、低コストで柔軟なITシステムを短期間で仕上げるよう、上層の経営陣から絶えず迫られている。
Ajaxの名付け親、ユーザー・エクスペリエンスの重要性を強調――「ユーザーは製品との個人的なかかわりを求めている」
Ajax (Asynchronous JavaScript and XML)という言葉の生みの親として知られるジェシー・ジェームス・ギャレット氏が先週、カリフォルニア州サンノゼで開催された「The Rich Web Experience」コンファレンス(9月6日-8日)において、ソフトウェア開発時には“ユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)”を重視すべきとの論を展開した。
ITマネージャに贈るガイド:上司との間の良好な人間関係の育み方
上司と上手く仕事を進めていくのは職務における最優先事項の1つであり、良好な人間関係の形成に失敗することは、ITマネージャの側にしろ上司の側にしろ針のムシロに座って仕事をし続けることに等しい。逆に言えば、上司との間に良好な人間関係を築くことこそが信頼関係を得る土台であり、またそれは業務の遂行に必要なサポート、情報、支援、リソース、指導をスムースに確保することにつながり、最終的には昇進その他の各種メリットとなるものなのである。そこで本稿では、自分はどんな最低の上司との付き合いも甘受するという覚悟ができている方にとっては不要な話ではあろうが、あなたの職場において最も重要な人間関係を良好なものとするためのヒントをいくつか紹介することにしよう。
説得の技術:ITマネージャが成功するための秘訣
「またスタッフを増やせというのか?」「そのアップグレードはしばらく延期だ」「運用のためのトレーニングにかける予算はもうない。以上!」――このような台詞を耳にすることはないだろうか? ITマネージャとしてあなたは、いやが応でも「説得する」というゲームを毎日行なっている。またあなた以外の人(スタッフも同僚も監督者も顧客もベンダ窓口も)の多くも、人々を説得して特定の考え方を受け入れさせるというこのゲームを行なっている。本記事では、あなたが生まれつき説得力のある話し手である場合にもない場合にも、仕事に関するメッセージを次回はもっと説得力のあるものにすることができる方法を紹介しよう。
オンライン・コミュニティがIT専門家の重要な“業務支援ツール”に――最大のメリットは業務の効率化
米国キング・リサーチは先ごろ、世界のIT専門家203人を対象に行った「オンライン・コミュニティの活用状況に関する調査リポート」を発表した。
ベンダ必見:IT担当に売り込む秘訣
あなたの会社は途方もなく素晴らしい製品を抱えたベンダであり、販売営業担当であるあなたは顧客にその製品のすべてを知って欲しいと考えていた。そのためあなたは顧客に電話して、もう一度電話して、ことによると「近くまで来たので」と言って立ち寄りさえした。そして顧客と話す機会をうまく得ることができて、あなたの製品のよく出来ている点のすべてを説明した57枚のPowerPointプレゼンテーションを見せた。それにも関わらず、失敗に終ってしまった。もう何をしても製品を売ることはできなさそうに思える。
ビジネスネットワーク作りのイベントを最大限に利用するための7つのヒント
キャリアの専門家は、リーダーシップの養成と同様、ビジネスネットワーク作りのためのイベントへの参加は誰もがすべきことだと考えている。しかしそのような考え方には、誰もがマーケティング担当者や販売担当者たちと同じように社交的な性格であることを前提としているという問題点がある。この記事では、ビジネスネットワーク作りのイベントがIT技術者にも同様に役立つのかどうか、またそのような仕組みをどのようにIT環境に適用することができるのかを議論する。
テンプスタッフとワイズノット、オープンソース技術者派遣事業で新会社設立
テンプスタッフ(本社:東京都渋谷区)とワイズノット(本社:東京都渋谷区)は2007年4月3日、IT技術者特定派遣事業で資本・業務提携すると発表した。ワイズノットの派遣事業を分社化して両社出資の新会社を設立。オープンソース技術者を派遣する「OSS技術者特定派遣事業」を展開する。
Sysadmin of the Year受賞はミス・アメリカになるのとはわけが違う
Sysadmin of the Yearと聞けば、「さあ皆さん、栄えある今年最高のシステム管理者のご登場です」という低く甘い大げさな呼び声と共に赤い絨毯の敷かれたステージに現れ、腕一杯にバラの花束を抱えて嬉し涙をこぼす受賞者の姿を想像するかもしれないが、それはまったく別のコンテストである。大きな違いの1つは水着審査がなかったことだが、最優秀賞を受賞したMichael Beck氏は、仮に水着審査があったら「オレンジと黒のサーフパンツ」を穿いて臨んだだろう、と話している。
FOSSプログラマを統率する7つのヒント
マネジメント手法に関する書籍でコンピュータプログラマを統率する方法について述べたものは滅多にない。やがてはありふれたものになるであろうそのような数少ない書籍では、こうした方法を「猫を手なづける」ことにたとえており、J. Hank Rainwaterの著書ではこの表現がそのままタイトルとして使われている。このたとえは、プログラマの統率がいかに企業の本流から離れた仕事であるかを示すと同時に、一筋縄ではいかないというこの仕事の本質をうまく表している。通常、IT部門には社内の他部門とは別の文化があるため、IT部門のマネジメントを成功させるにはその文化を理解するとともに他部門との橋渡し役としてお互いの立場の説明に努めなければならない。
オープンソースのグローバル化が組織と個人に恩恵をもたらす
オープンソース・ソフトウェアは、世界中に分散した実質的に管理のオーバーヘッドが生じない個人協力者からなる大規模ソフトウェアプロジェクトの管理に役立てることができる。オープンソースの考え方が商用ソフトウェアの業界にますます浸透するにつれ、こうしたオープンソース現象(「オープンソースのグローバル化」と私は呼んでいる)の特性は、技術系の仕事に対してIT業務のオフショアリング以上に大きな影響を与えているかもしれない。しかし今回は(ITのオフシェアリングの場合と違って)、この変化を受け入れる人々にとってはそれほど悪い話ではない。
態度の悪いITスタッフへの対応
あなたの職場はJerry Springerが司会を務めるショー(男女の修羅場を扱ったテレビ番組)のように混沌とした状態に陥っていないだろうか。ITスタッフが持つパワーと感受性は、実力の発揮を支える要因であると同時に、最近インストールしたサービスパックと同じくらい移ろいやすい心情の変化を助長し、ITスタッフをキレさせる要因にもなり得る。ITマネジメントの職を得た際、こうしたジレンマに日常的に直面するなどと考えたことがあっただろうか。あなたは技術系マネージャとして、職場を悲惨なメロドラマの舞台にすることなく、プロフェッショナルが望む創造的な自由をどのように提供していけばよいのだろうか。