IPA、2009年度下期「未踏IT人材発掘・育成事業」に19件のプロジェクトを採択
情報処理推進機構(IPA)は2010年1月27日、2009年度下期の「未踏IT人材発掘・育成事業」の採択プロジェクト19件を発表した。応募総数97件の中から5人のPMがそれぞれの審査基準で審査。各PMの採択候補を元に決定した。
PMは、産業界から専門知識を持つ人を委嘱。2009年度は、勝屋久・Venture BEAT Project 主宰、夏野剛・慶應義塾大政策・メディア研究科特別招聘教授、加藤和彦・筑波大大学院システム情報工学研究科教授ら5人がそれぞれ選考にあたった。
採択されたプロジェクトのうち、オープンソース関係を明記しているのは、「オープンソース技術を利用したモビリティマネジメント基盤の開発」(関治之氏)、「オープンソースソフトウェア指向型作曲支援プラットフォームの開発」(小林悟史氏)の2件。
このほか、全体では「行為抽出エンジン」「実空間ソーシャルブックマーク」「人とBotをつなぐチャット型コミュニケーションサービス」「場所共有型SNSプラットフォーム」などWebやSNSに関連するものが目立った。
採択されたプロジェクトの提案テーマ概要、採択理由、採択金額は順次Webサイトで公開する。開発期間は7月23日まで。開発成果を審査し、特に優れた実績を収めたクリエータを「スーパークリエータ」に認定する。
あわせて、25歳未満(2009年4月1日現在)を対象とした未踏ユースの公募結果も発表。応募総数54件から、18件のプロジェクトを採択した。
未踏IT人材発掘・育成事業 2009年度下期 未踏本体公募結果
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2009/2009_2/hontai/k_koubokekka.html
未踏IT人材発掘・育成事業 2009年度下期 未踏ユース公募結果
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2009/2009_2/youth/k_koubokekka.html
未踏IT人材発掘・育成事業
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/