日本HP、管理と仮想サーバー負荷を軽減したデータバックアップ・ソリューション

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は7月8日、シマンテックの「Veritas NetBackup 6.5」と、日本HPがOEM(相手先ブランドによる生産)で販売する「VMware」の仮想環境での検証を行い、その結果を元にした総合的なデータバックアップ・ソリューションの提供を始めるとを発表した。

ラネクシー、仮想環境に対応したサーバ向けバックアップ&リカバリー・ソフト最新版

 ラネクシー(旧プロトン、本社:東京都新宿区)は、サーバ向けバックアップ&リカバリー・ソフトの最新バージョン「Acronis True Image Echo Server for Linux」と「Acronis True Image Echo Server for Windows」を2008年7月4日発売する。新版では、仮想環境のバックアップや復元に対応した。両製品とも価格は1~9ライセンスの場合で1ライセンスあたり9万8000円から、年間保守料が同1万9600円から。

SqlSyncによるデータベースの同期化

  SqlSync では2つのデータベースを比較して、どのタプルが追加され、除かれ、変更されたかを知ることができる。また、一方のデータベースを他方のクローンにし、必要な変更を加えながらその状態を保つことができる。同期化にSqlSyncを用いることには、異種エンジン間(たとえば、MySQLからPostgreSQLへ)の同期化ができるというメリットがある。

サンとシスコ、ディザスタ・リカバリで協業

 サン・マイクロシステムズとシスコシステムズは2008年5月12日、ディザスタ・リカバリ分野で協業、第一弾として通信経路を暗号化して情報漏えいを防ぐディザスタ・リカバリ・ソリューション「セキュアDRソリューション」の提供を開始すると発表した。5月21日から伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)を通じて販売する。

Baculaで楽々バックアップ

 有能なシステム管理者は、堅牢なバックアップ手続きを確立することが最重要の職務の1つであると自覚している。あいにく、これは最も複雑かつ楽しくない職務でもある。電話のベルが鳴り、受話器の向こう側でユーザが大事な文書を失くしておろおろしているときに、ファイルはすぐに復元できますと断言できる必要がある。復元に失敗すれば、システム管理者としての有望なキャリアにさっさと終止符が打たれてしまいかねない。では、新米のシステム管理者はどうすればよいだろうか。 Bacula の最新バージョンをダウンロードし、このようなバックアップの悲嘆が夜の闇に消え去るのを見ていればよい。

Restore――専用サーバでの運用を前提としたバックアップツール

 デスクトップ環境のバックアップがおろそかになる理由の第一位は、適切なソリューションが無いといったところだろう。実際、万人のニーズを満たせるほど設定範囲の広いバックアップ方法は、なかなか見つからないものである。そうした中でも、企業ユーザやデータセンタを対象とした Restore というバックアップ用アプリケーションは1つの有力な候補であり、これはWindows、Mac OS X、Unix/Linuxシステムを対象として利用することができる。このツールはGPLv2ライセンスの適用下で自由に使用でき、Debian/Ubuntuパッケージ群、仮想マシンアプライアンス、455MBサイズのインストール対応ライブCDという3つの形態で公開されているので、必要な形式のものをダウンロードすればいい。

phpMyBackupPro――最も簡単に扱えるMySQL用バックアップツール

 MySQLデータベースを利用したブログやwikiなどのWebベースアプリケーションを運用している人間にとって、データベースエンジンに登録されたデータのバックアップは重要な課題の1つである。実際、データベースへの登録データをSQLクエリ形態でエクスポートする機能を備えたMySQL管理ソリューションは多数存在しているが、専用のMySQLバックアップツールを要望するなら phpMyBackupPro (pMBP)が最適な選択肢と言っていいだろう。

dvdisasterでCD/DVDのバックアップを守る

 DVD-Rディスクなどの光メディア上にバックアップを保存することには2つの大きな欠点がある。一つにはDVDディスクにはひっかき傷が付きやすいという点、そしてもう一つは一定の期間が経過するとメディア自体が劣化してくるという点だ。ひっかき傷の問題についてはメディアを丁寧に扱うことで対処可能だが、劣化については高価なメディアを使用したとしても時間の経過によって読み取りが不可能になってしまう場合がある。 Dvdisaster は、ひっかき傷や時間が経ったメディアから情報を復旧することを目的とするプロジェクトだ。

Firefox機能拡張群の一括バックアップ/再インストールを可能にするCLEO

 多数の機能拡張でカスタマイズしたFirefox環境をセカンドマシンにて再現するといった場合、個々の機能拡張を1つずつ再インストールするのが一般的な方法だが、そうした手間を厭うならこの種の処理に特化した機能拡張を利用するという選択肢も存在する。それが CLEO (Compact Library Extension Organizer)であり、これを利用するとインストール済みの機能拡張およびテーマ群を1つの.xpiファイルにパッケージ化して、一括で再インストールできるようになるのだ。

CTCSP、CDPソリューション「Double-Take」Linux版を発売

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の連結子会社シーティーシー・エスピー(CTCSP、本社:東京都世田谷区)は2008年1月25日、CDP(継続的データ保護)ソリューション「Double-Take」(タブルテイク)のLinux対応版を発売した。低コストでCDP環境を構築でき、コスト重視で導入が進むLinuxニーズに合うという。

CLIマジック:lftpで行う手軽なバックアップ

 どのようなLinuxディストリビューションであれ、そのリポジトリにはグラフィカル系のFTPクライアントがいくつか収録されているはずだが、高機能なコマンドライン系FTPツールを探しているなら lftp がお勧めである。そうした用途なら伝統的なftpコマンドを使えば事は足りそうなものだが、lftpを使用することにより、FTPプロトコルを用いたファイル/ディレクトリ管理がより高度なレベルで実行可能となるのだ。これが実際に何を意味するのかを確認するため本稿では、Webサイトに置かれたファイル群をローカルフォルダにバックアップコピーするスクリプトを、lftpを使って構築してみることにする。