ギデオン、メールを自動的にアーカイブ化するアプライアンス製品

 Linuxメールサーバ用ウイルス対策ソフト開発などを手がけるギデオン(本社:横浜市)は2008年7月8日、メールアーカイブアプライアンス「ギデオン BLOC systemメールアーカイブ」を発表した。ネットワーク設定に影響せず、透過的にメールアーカイブを作成して、高速で検索できる。

 メールを自動で捕捉してインデックスを生成し、ストレージ上にデータベース化。検索を容易にして、ナレッジベース化して活用可能にする。メール送受信経路上に設置するだけでよく、ユーザーが意識的に操作する部分はないという。社内のほか、外部に設置したメールサーバのアーカイブも可能。

 パケットのポート番号を判別してメール送受信データを転送する「PortControl」と、ウイルスやスパムを除外したうえでアーカイブを行う「BLOC system」で構成。ストレージ領域はローカルディスク(USB HDD)、ネットワークディスク(iSCSI、SAN)などを利用して分散・拡張できる。

 またアーカイブから、約10万通のメールの全文検索を1秒以内に完了できる高速検索機能を搭載。個人アカウント単位や部課単位などの柔軟なアクセス制限も可能で、アーカイブファイルの簡易暗号化保存もできる。

 価格は、メールアーカイブ機能とウイルス対策機能を搭載した「ギデオン BLOC system メールアーカイブ」(50ユーザー)が初年度102万9000円、次年度更新ライセンスが23万8350円。スパム対策機能を追加した「ギデオン BLOC system メールアーカイブ Plus」(同)が初年度118万7550円、次年度28万6125円。ともに7月下旬出荷開始。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ギデオン
http://www.gideon.jp/