米IBM、データデデュプリケーションの米Diligentを買収

 米IBMは4月18日(米国時間)、データ保護技術ベンダーの米Diligent Technologiesを買収したことを発表した。買収金額など詳細は非公開。IBMは同社買収によりバックアップデータの重複を排除するデータデデュプリケーション技術を取得し、バックアップ分野を強化する。

 Diligentは、ディスクベースのデータバックアップソリューションを提供するベンチャー企業。主力製品は「ProtecTIER」で、データ保護、アーカイブ、データリテンションなどの技術を提供する。中でも、同社が専門とするデータデデュプリケーションでは、データの重複を防ぐことができるため、ストレージ容量とコストを削減し、さらには性能も改善するという。

 IBMは同社の技術と社員を、Systems and Technologyグループ下のSystem Storage事業部に加える。IBMのストレージポートフォリオに統合し、「Tivoli Storage Manager」などの既存のバックアップ・リカバリアプリケーションを補完するものとする。これにより、遠隔にある災害復旧用サイトへのデータ伝送・バックアップのコストを削減できるとしている。

米IBM
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