米HP、データデデュプリケーションソリューションを発表

 米Hewlett-Packardは6月23日(米国時間)、データデデュプリケーション技術を利用したディスクベースのバックアップソリューションとして「HP StorageWorks D2D Backup Systems(D2D)」「HP StorageWorks Virtual Library Systems(VLS)」の2種類を発表した。ディスク利用率を最大約50倍改善できるという。

 データデデュプリケーションは、バックアップデータの冗長対策技術。データの重複を排除することで、ディスク容量を削減し、省スペースやコスト削減などのメリットをもたらす。今回のソリューションは、HP初のデータデデュプリケーション製品となる。

 D2DはSMBや拠点向けの製品で、1UのD2D2500と2UのD2D4000の2種類がある。実装、管理が容易で、競合他社と比べ価格を最大45%抑えた。D2D2500は、最大データ伝送速度が毎秒50MB、最大ストレージ容量は3TB。D2D4000は最大データ伝送速度が毎秒80MB、最大ストレージ容量は4~9TB。最大16台のテープをエミュレートできるという。

 VLSはハイエンド製品。4GBのファイバチャネルポートを4口持つVLS6600など5種類ある。ディスクへの書き込みが完了してからデデュプリケーションを行うことで、高性能を実現する。複数のサーバーにあるデータを1箇所でバックアップできるうえ、ノードを追加して性能を拡張できる。モニタリング、ストレージ設定、負荷分散などを自動化することで、管理を簡素化した。

 D2D2500とD2D4000は同日提供を開始、価格は6499ドル~。VLSは7月より順次提供を開始する。

米Hewlett-Packard
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