ViedoLAN、マルチメディアプレイヤー「VLC 1.1.6」リリース。脆弱性修正がメイン

 VideoLAN Projectは1月23日、オープンソースのクロスプラットフォームメディアプレイヤーの最新版「VLC 1.1.6」を公開した。脆弱性を修正したメンテナンス/セキュリティアップデートとなる。

 最新版は約2ヶ月ぶりのアップデートとなり、セキュリティ強化を主な目的としたマイナーアップデートと位置づけている。最大の特徴は、コーデックとマルチプレクサーの脆弱性修正。中でも、RealMediaファイル処理の際にヒープメモリの破損を引き起こすバグなど、深刻な脆弱性が修正されている。

 このほか、projectMビジュアライザーのサポート(Windows)、Mac OSでのMidiサポート、WindowsとMac OSでのMPC SV7/SV8のサポートも加わった。KDEとPulseAudio出力統合やWebM/VP8デコードも強化され、速度が改善された。RTP/PCM 24ビットでのaudio/L24サポート、字幕機能の強化や各種コーデックの更新なども改善点となる。

 最新版は、Windows、Mac OS X、iOS、Linuxなどに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。VideoLanによると、前バージョン1.1.5は5800万件を上回るダウンロードがあったという。

VideoLAN Project
http://www.videolan.org/