オープンソースのメディアプレイヤー「VLC 1.0.5」リリース——1.1公開も間近?

 VideoLAN Projectは1月31日、オープンソースのクロスプラットフォーム・マルチメディアプレイヤー「VLC 1.0.5」を公開した。「WindowsとMac OS X向けリリース」と位置付けており、両OS向けに性能を改善した。VideoLAN ProjectのWebサイトよりダウンロードできる。

 VLC(VLC Media Player)はMPEG-2、MPEG-4、H.264、DivX、MPEG-1、mp3、ogg、aacなどのオーディオ・ビデオフォーマットをサポートしたマルチメディアプレイヤー。DVD、オーディオCD、ストリーミングプロトコルにも対応する。バージョン1.0のダウンロード回数は1億1788万回を超えており、平均して1秒あたり12.9回のダウンロードがあるという。エンコード機能も備えており、メディアコンバーターとしても利用できる。

 最新版は、Windows版とMac OS X版を強化した。Windows向けにはコンパイラを「GCC 4.4.2」に更新、コーデックも最新のものにすることでスピードを改善した。Mac向けにもコーデックを更新したほか、リモートコントロール「Apple Remotes」最新版をサポートした。言語対応も強化、日本語を含む多数の言語の翻訳が改善されている。

 開発チームでは次期版となるバージョン1.1の開発も進めており、リリースも近そうだ。

VideoLAN Project
http://www.videolan.org/

「VLC 1.0.5」ダウンロード
http://www.videolan.org/vlc/