オープンソースのメディアプレイヤー「VLC」正式版リリース
VideoLANは7月7日、オープンソースのクロスプラットフォーム対応メディアプレイヤー「VLC Media Player 1.0.0」をリリースした。WindowsおよびMac OS Xなどのプラットフォームに向けたバイナリパッケージやソースコードはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
VLC Media Playerは、開発コード名「Goldeneye」を持つオープンソースのメディアプレイヤー。MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、DivX、mp3、oggなどさまざまなメディアフォーマット、DVD、VCD、ストリーミングプロトコルに対応する。バージョン1.0.0ではRaw Dirac、M2TSなど新しいフォーマットに対応したほか、HDコーデックとしてAES3、Dolby Digital Plus、TrueHD、Blu-Ray Linear PCM、Real Video 3.0、同4.0などのサポートが加わっている。
フォーマットのほかには、ライブ録音、フレーム単位での再生、再生時速度調整の改善、フル画面でのビデオスケーリング、ツールバーカスタマイズなどが加わった。Gtk環境との統合を強化し、またQtインターフェイスでもGUIエンコードが容易に行えるという。
VLCはマルチメディアプレイヤーのほかに、マルチメディアコンバーターやストリーミングサーバーとしての機能も備えている。
VideoLAN
http://www.videolan.org/
SourceForge.JP内のVLC紹介ページ
http://sourceforge.jp/projects/freshmeat_vlc/