米Microsoft、無料のWeb開発ツール「WebMatrix」正式版をリリース

　米Microsoftは1月13日（米国時間）、Windows向けのWebサイト開発ツール「Microsoft WebMatrix」を公開した。「Joomla!」「WordPress」などのフリー/オープンソースソフトウェアを利用したWebサイト構築にも対応する。

　WebMatrixは、Webサイトの開発、編集、公開に必要な機能を持つ開発ツール。ASP.NETおよびPHPアプリケーションのコーディングやテスト、デプロイなどを行える。多言語対応も行われており、日本語を含む9言語で利用できる。

　WebMatrixにはコードエディタなどの機能を持つ統合開発環境に加え、Webサーバー「IIS Developer Express」やデータベースエンジン「SQL Server Compact」、各種フレームワークなどが含まれており、開発/テスト環境を容易に構築できる。SEO機能やFTPによるアップロード機能なども搭載されており、開発からテスト、運用までのさまざまなフェーズで活用できる。

　HTMLやJavaScript、CSSなどによる基本的なサイトの構築や、PHPやASP.NETを使用したWebアプリケーションの作成を支援する機能だけでなく、Twitterフィードや動画の埋め込みを簡単に実行できる「Webヘルパー」機能なども搭載する。事前に用意されているテンプレートのほか、WordPressやJoomla!、DotNetNuke、Umbracoといったオープンソースソフトウェアを利用したWebサイトも構築できる。

　世界18カ国の30社以上のホスティング事業社とも提携、WebMatrixで開発したサイトを容易にアップロードできるとのこと。また、開発したシステムやライブラリはオープンソースのパッケージ管理システム「NuGet」経由でパッケージとして公開できる。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

WebMatrix
http://www.microsoft.com/web/webmatrix/