IEやChromeにも対応、JavaScriptで実装されたWeb開発支援ツール「Firebug Lite 1.3」ベータ公開
MozillaのFirebug開発チームは2月4日、「Firebug Lite 1.3.0」ベータ版を公開した。Internet Explorer 6以上、Firefox、Opera、Safariに加え、Chromeにも対応した。ブックマークレットなどをプロジェクトのWebページより入手できる。Chrome拡張も用意した。
Firebug Liteは、デバッグなどWeb開発ツールを集めたFirefoxのアドオン「Firebug」をJavaScriptで実装したもの。HTMLインスペクション、コンソールログなどの機能を利用できる。Firefox版とは異なるコードベース上に構築されており、主要Webブラウザと互換性がある。
最新版ではコアを書き直すことで、性能、モジュラー性、互換性を改善した。Firebugソースから直接コードを移植できるなどコード共有も強化した。XHRウォッチャー、Firebugに類似したプラグインシステム、同期なども変更点となる。メニューオプションやサイドパネルのリサイズなどUIを改善、CSS、インスペクターも強化されている。
開発者によると、将来的には標準のWebデバッグプロトコルをベースに、Firebugの新しいフロントエンドとLiteのコードとを統合したいとしている。
Firebug
http://getfirebug.com/
「Firebug Lite」プロジェクトページ
http://getfirebug.com/firebuglite