米Microsoft、小規模企業向けにWeb開発ツールを低価格で提供するプログラムを発表

 米Microsoftは9月24日(オランダ時間)、小規模Web開発・設計企業向けにWeb開発ツールやサポートを提供する「WebsiteSpark」を発表した。3年間100ドルで必要な技術を利用できるという。LAMP(Linux、Apache、MySQL、Perl/PHP/Python)など、人気のオープンソースソフトウェアに対抗する狙いだ。

 WebsiteSparkは、ベンチャー企業向けの「BizSpark」などSparkプログラムファミリの最新ラインとなる。従業員10人以下の小規模企業、もしくはプロフェッショナル開発者向けに、Webアプリケーション開発に必要な技術やソリューション、トレーニング、サポートを提供する。

 Web設計・開発ツールとして「Visual Studio 2008 Professional Edition」(3ライセンス)、「Expression Web 3」(2ライセンス)、「Web Expression Studion 3」(1ライセンス)、サーバーとして、「Windows Web Server 2008」または同R2(提供後)、「SQL Server 2008 Web Edition」を各を4プロセッサライセンス、それに、サードパーティのWebサイト管理パネル「DotNetPanel」などを提供する。

 サポートは、2インシデントの技術サポート、コミュニティサポートへの無制限アクセス、MSDNの技術管理ニュースグループへの無制限アクセスを提供、技術以外のサポートは無制限。

 承認された企業は3年間これらのサービスを利用でき、契約期間が切れる3年目に100ドルを払う。

 Microsoftはまた、「Web Platform」の一部で「IIS Media Services」「Windows Azure SDK」などを容易にインストールできる「Web Platform Installer 2.0」の提供も開始した。

米Microsoft
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