オープンソースのCMS・Webアプリ開発「DotNetNuke 7.0」がリリース
米DotNetNukeは11月27日、.NET環境で動作するコンテンツ管理システム(CMS)「DotNetNuke 7.0」を公開した。オープンソース版が同社Webサイトからダウンロードできる。
DotNetNukeはC#で開発されているCMSで、CMSとしてだけでなくカスタムアプリケーションを作成するためのWebアプリケーションフレームワークとしても利用できる。オープンソースのコミュニティ版のほか、有料のプロフェッショナル版およびエンタープライズ版も提供されており、DotNetNukeによると70万件以上のWebサイトで利用されているという。
DotNetNuke 7.0は2011年7月にリリースされたバージョン6からのメジャーアップグレードとなる。コンテンツ編集機能では、Webサイト管理のためのコントロールパネルが新しくなり、モジュールのドラッグ&ドロップがサポートされるなど直感的に利用できるようになった。また、カスタマイズを容易にするためのブックマーク機能なども加わっている。また、コンテンツの編集作業を行うユーザー向けの表示も変更されている。
開発者向け機能としては、Webサービス構築のための「DNN Service Framework」が加わった。jQueryやjQuery UI、Knockout.jsといったライブラリをサポートし、クライアントサイドアプリケーションを容易に作成できるという。また、最小要件がASP.NET 4.0になり、ビューエンジン「Razor」のフルサポートも行われている。スキン開発のためのスタイルガイドも加わった。
有料のエンタープライズ版では、同一サーバーインスタンス内にある複数のサイトに渡ってコンテンツモジュールを利用できる機能や、HTMLモジュールでの自動保存、ファイルバージョン比較といった機能が加わっている。Microsoft SharePoint統合のためのコネクタも提供される。
米DotNetNuke
http://www.dotnetnuke.com/