米IBM、「Office 2007」をサポートした「Lotus Symphony」最新版を発表

 米IBMは6月18日(米国時間)、無料のオフィススイートの最新版「Lotus Symphony 1.3」を発表した。「Microsoft Office 2007」のファイルフォーマットをサポート、米Microsoft顧客のマイグレーションを促進する。

 Lotus Symphonyは、「Open Document Format(ODF)」をベースとした生産性スイートで、ワープロ「Lotus Symphony Documents」、表計算「Lotus Symphony Spreadsheets」、プレゼンテーション「Lotus Symphony Presentation」、アプリケーション開発ツールで構成される。

 最新版では、Office 2007のファイルフォーマット「Office Open XML(OOXML)」形式のファイルのインポートが可能となった。これにより、Office 2007のユーザーは容易にマイグレーションでき、ライセンスコストを削減できるとしている。

 表計算では「DataPilot Table」を強化、データのドリルダウンや分析がさらに容易になった。プレゼンテーションでは、「Microsoft PowerPoint」との相互運用性やアニメーションが強化された。プラグインのドラッグ&ドロップも可能となった。

 最新版はIBMのWebサイトより無償でダウンロードできる。対応OSは、Windows、Mac OS X、Linux(Ubuntu、Red Hat、SUSE Linux)。

米IBM
http://www.ibm.com/

「IBM Lotus Symphony」
http://www-01.ibm.com/software/lotus/products/symphony/