Mozilla LabsがWebベースIDE「Bespin 0.9」アルファ2を公開、「Skywriter」移行計画も発表

 Mozilla Labsは10月1日、Webベースのコードエディタ「Bespin 0.9」アルファ2を公開した。同時に、先に発表した新しい正式名称「Mozilla Skywriter」への移行の計画も発表している。

 Bespinは、Webブラウザ向けのコードエディタ。高速と高いカスタマイズ性を特徴とし、Webサイト上で「クラウドコーディング」が可能。特定のWebサイト用のEmbeddedとあらゆるWebサイトで利用できるBookmarkletの2種類がある。これまでBespinという開発コード名で呼ばれていたが、開発チームは2010年9月にSkywriterという正式名称を発表、同時にGitHubに移行している。

 最新版では、9月初めにリリースされた「Google Chrome 6」で損なわれた互換性が修正された。JavaScript構文チェッカーであるJSLintのコマンドjslint_commandが導入され、編集中のコードの問題箇所の指摘が可能となった。notifierまたはgritter_notifyで構築中のビルドでは、ポップアップによりエラーを検出するという。ブックマークレットエディションでは、シンタックスハイライトdiffのサポートも加わっている。

 今後の計画について、正式名称Skywriterを冠してのリリースはバージョン1.0のアルファからとしている。現在、APIの安定性、コードの簡素化などの作業と同時に、JavaScriptコードのビルドツールも作成中という。

Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/

Mozilla Skywriter(Bespin)
http://mozillalabs.com/skywriter/