Mozilla Labs、ハイライタを一新した「Bespin Embedded 0.6.1」リリース

 Mozilla LabsのBespinプロジェクトチームは1月15日、Webベースの統合開発環境(IDE)フレームワーク「Bespin Embedded 0.6.1」をリリースした。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。最新のシンタックスハイライトエンジンを特徴とする。

 BespinはHTML5を利用して実装されたWebベースのコードエディタ。任意のWebサイトやWebアプリケーションに組み込んで利用できる。

 Bespin Embedded 0.6.1では新たに開発されたシンタックスハイライトエンジンが採用されたのが特徴。非米国キーボードへの対応の結果、既存のシンタックスハイライトが犠牲になったことを受けての対応となる。このエンジンはプラグイン経由で利用でき、ローレベルおよびハイレベルという2種類のAPIを提供する。ハイレベルAPIはPythonのハイライタであるPygmentsやvimに似ており、ハイライタを容易に開発できるという。パーサーを利用するカスタムハイライタを構築する場合には、ローレベルを推奨している。

 プロジェクトチームによると、数週間以内にバグ修正リリースのバージョン0.6.2を公開後、オンラインでBespinエディタを利用できるベータレベルの0.7を目指すという。

Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/

Mozilla LabsのBespinのプロジェクトページ
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