Mozilla Labs、検索機能改善のための実験的アドオン「Prospector Query Stats」を公開

 Mozilla Labsは11月19日、Firefox検索改善のための実験的アドオン「Prospector Query Stats」を公開した。検索に関する活動情報を表示するもので、検索改善の分析に役立てられると意図を説明している。

 Prospectorは、Mozilla Labzが2010年10月に立ち上げた新プロジェクト。Firefoxの検索ツールの合理化と改善を目的とするもので、複数のプロトタイプを通じて開発を進める。これまで、「Awesome Bar」の自動入力補完「Speak Words」、検索キーワードを入力中にページを提案する「Find Suggest」を公開している。

 19日に公開したQuery Statsは、ユーザーが自分の検索関連データを調べるための再起動不要のアドオン。Query Statsをインストールすると、新しいタブが開きこれまでのWeb検索、検索結果ページからクリックしたリンクなどが表示される。現段階ではベーシックな機能にとどまっており、分析対象データの設定などが可能。これらのデータを利用して、ユーザーはブラウザでの検索改善に向けたアイディアを得られるのではないかとしている。

 Query Statsは「Firefox 4.0」ベータ4以上に対応、最初に動作後は自動で無効化される(再度動かす場合はアドオンマネージャー経由で有効化する必要がある)。ユーザーのデータがMozillaに送られることはないという。

Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/

ダウンロード
https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/256188/