「MoblileMe」などで利用されているHTML5対応JavaScriptフレームワーク「SproutCore」リリース

 米Sprout Systemは3月19日、オープンソースのJavaScriptフレームワーク「SproutCore 1.0」を公開した。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 SpoutCoreは、特定のプラグインを利用することなしにレスポンス性の高いデスクトップレベルのアプリケーションを構築できるJavaScriptライブラリ。特定のWebサーバーに依存することなく、さまざまな既存の環境で利用できる。HTML5の最新機能を利用することから、HTML5アプリケーションフレームワークと称している。

 もともとは自社電子メール管理サービス「Mailroom」のために社内で開発・利用されていた技術で、米Appleが「MobileMe」で利用しているほか、Mozilla Foundationもプロジェクトで採用している。

 SproutCore 1.0では、18ヶ月の開発期間を費やして2万行を書き直したという。6000回以上のユニットテストを行い、全体の安定性とAPIの一貫性を強化した。パフォーマンスも高く、複雑なアプリケーション構築にも利用できるレベルに達したと報告されている。

米Sprout System
http://www.sproutit.com/

SproutCoreプロジェクト
http://www.sproutcore.com/