米Ext JS、クロスブラウザJavaScriptライブラリ「Ext JS 3.0」リリース
米Ext JSは7月6日(米国時間)、オープンソースのクロスブラウザJavaScriptライブラリ最新版「Ext JS 3.0」をリリースした。オープンソース版をWebサイトよりダウンロードできる。
Ext JSは、ブラウザに依存しないJavaScriptライブラリで、DOM操作、イベント処理、非同期サーバー通信などの機能を利用してリッチインターネットアプリケーション(RIA)を開発できる。容易にカスタマイズできるGUI、機能コンポーネント、APIなどを含む。
最新版では、RESTに対応したほか、サーバー側との連携を強化、CRUD(Create、Read、Update、Delate)機能をサポートするExt.Direct、Ext.data.writerなどのコンポーネントも追加されている。メモリリークの改善、CSS再編なども強化点となる。
最新版より、軽量のスタンダロンライブラリ「Ext Core 3.0」を用意する。UIを含まず、DOMの操作、CSS管理、AJAXサポートなど基本機能で構成されるもので、jQueryの代替的な位置づけとなる。Ext Coreは、商用プロジェクトでも利用できるMITライセンスの下で公開される(Ext JSはGPL v3ライセンスを採用)。
Ext JSは、商用とオープンソースのデュアルライセンスで提供される。対応ブラウザは、「Internet Explorer 6」以上、「FireFox 1.5」(PCおよびMac)以上「Safari 3」以上、「Opera 9」(PCおよびMac)以上、「Chrome」。
米Ext JS
http://extjs.com/
「Ext JS 3.0」ダウンロード
http://extjs.com/products/extjs/download.php