RESTful Webサービス開発フレームワーク「Apache Wink」が登場

 RESTful(REpresentational State Transfer)Webサービス開発フレームワークを目指すApache Software Foundation(ASF)のApache Winkプロジェクトが8月26日、初のリリースとなる「Wink 0.1」を公開した。

 Apache Winkは、今年5月にASFのIncubatorプロジェクトとして承認された新プロジェクト。米Hewlett-Packard、米IBMなどがコードを貢献、RESTful Webサービス開発用フレームワークの構築を目標とする。

 RESTful Webサービス向けのJava API仕様である「JAX-RS 1.0」を実装した「Wink Server」、それにJavaベースフレームワークの「Wink Clinent」の2つのモジュールで構成される。Wink ServerはJAX-RSを土台に開発を容易にする機能を付加し、Wink ClientはJDK HttpURLConnectionを土台にクライアントアプリケーションの開発を容易にする機能を加えたもの。Internet Explorer(IE)、Firefox、Outlook、Apache Abdera、Sun RomeなどのRESTクライアントと検証済みという。

 Apache Winkによると、9月末には0.2を公開する予定という。

Apache Wink
http://incubator.apache.org/wink/