米Yahoo!がWebフレームワーク「YUI」最新版公開、4年ぶりに再設計
米Yahoo!は9月29日(米国時間)、Webフレームワーク「Yahoo User Interface(YUI) 3.0.0」の一般向け正式版を公開した。2005年以来の再設計となるもので、米Yahoo!のWebサイトで利用されているものと同じコードという。
YUIはCSSとJavaScriptライブラリ。最新版は、セレクタ主導、サンドボックスなどの改善が加わっている。
また、コア部分(シードファイル)のファイルサイズが6.2KBと、軽量化も図られている。シードファイルさえロードしておけば、ビルドインローダーにより自動的に使用するモジュールがロードされる。ビルドインローダーはノンブロッキングHTTP要求を組み合わせることで安全、容易、高速にロードを行うという。開発者は必要に応じてコードをダウンロードでき、YIU().use()を利用してモジュールを選択できる。開発者は、「Dependency Configurator」を利用して、YUI().use()文も設定できるという。
このほか、イベント処理の窓口を1つのクラスに集約する「Facadeパターン」導入なども強化点となる。
YUI 3.0.0はBSD Licenceの下で公開されている。Yahoo!の開発者向けWebサイト「Yahoo! Developer Network」のプロジェクトページより入手できる。
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