性能改善が行われた「jQuery 1.4」公開

 jQuery Teamは1月14日、JavaScriptライブラリの最新版「jQuery 1.4」を公開した。gzipで圧縮された「jQuery Minified」と、通常の「jQuery Regular」の2種類をプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 jQuery 1.4では性能の強化が大きな特徴となる。よく使われるメソッドのほとんどを書き直し、複雑性を排除したほか、メソッドの機能強化やメソッドの呼び出し回数の削減なども計られている。一例としては「.css()」や「.attr()」の性能改善や、「.text()」がテキストおよびCDATAノードで動くようになる、DOMへの要素挿入性能の改善、.html()、.remove()、.empty()の高速化などが挙げられている。

 Ajax関連機能では、jQuery.paramで入れ子パラメーターのシリアライゼーション(Nested param serialization)サポートが加わったほか、datetimeなどHTML5要素のシリアライズも可能となった。そのほかEtagサポートが追加、Ajax要求も効率化され、JSONの操作も改善した。

 最新版はプロジェクトのWebサイトのほか、Google Ajax APIとしても提供されている。jQueryでは現在、「14 Days of jQuery」として、jQuery 1.4リリースを記念したイベントをWebサイト上で開催している。

jQuery Team
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