米Googleが「Chrome OS」を発表、ついにMicrosoft Windowsに対抗へ
米Googleは7月7日(米国時間)、オープンソースのPC向けOS「Google Chrome Operating System」を開発する計画を発表した。x86とARMに対応、Webベースのアプリケーションが動くWeb時代のOSを目指すという。
GoogleはChrome OS開発の背景として、9ヶ月前にWebブラウザ「Google Chrome」をリリースしたものの、土台となるOSはWebのない時代に設計されたものであり、多くの時間をWeb上で費やす人のOS開発を目指すことにした、と説明している。
特徴はスピード、シンプルさ、安全性。Linuxカーネルの上の新しいウインドウシステムでChromeが動くアーキテクチャを持ち、Webで動くアプリケーションがすべて動く。このため、Web開発者はユーザーベースを最大化できる。セキュリティアーキテクチャも、基本に返り、完全に再設計するという。軽量で数秒内で起動し、Webが利用できるという。
Chrome OSはx86とARMに対応、ネットブックからフルサイズのデスクトップを対象とする。携帯電話などさまざまな端末をターゲットとした「Android」とは対象を異にするが、ネットブックなど重なる部分もあると認めている。
Chrome OSのソースコードは年内に公開する。同OSを搭載したネットブックは2010年後半に登場を見込むという。
米Google
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