米Google、オープンソースのリモートデスクトップサーバー「Neatx」を発表

 米Googleは7月7日(米国時間)、オープンソースのNXサーバープロジェクト「Neatx」を発表した。遠隔からデスクトップを利用する技術で、Google Codeのプロジェクトページよりソースコードを入手できる。

 NXは、リモートのX Windowとサーバーとの接続のためのプロトコルで、圧縮により速度を改善するアプローチをる。NXプロトコルを開発したNoMachineは2003年、GPLライセンスの下でソースコードを開示しているが、NXサーバーはこれに含まれていなかった。NoMachine NXのフリー実装には「FreeNX」があるが、メンテナンスが難しいなどの欠点があるという。

 Googleが開発したNeatxは、NXサーバーのフリー実装で、柔軟性とメンテナンス性を考慮して最初から作成した。プログラムはPythonで書かれ、一部にBASHとCを用いた。必要なプロセスを最小限にし、コードをいくつかのライブラリに分割したという。ルートレスセッションにおけるセッションコントロール向けドロップダウンメニューなど、FreeNXにはない機能も追加したという。

 Neatxのソースコードは、GNU General Public License v2の下で公開されている。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeの「Neatx」プロジェクトページ
http://code.google.com/p/neatx