Java Servlet利用Webアプリフレームワーク「Apache Tapestry 5.0」がリリース
Apache Software Foundationの「Apache Tapestry」開発チームは12月12日、Webアプリケーションフレームワークの最新版「Apache Tapestry 5.0.18」をリリースした。運用環境に対応する正式版としている。最新版は、同プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
Apache Tapestryは、MVC(モデル・ビュー・コントローラ)を利用したオブジェクト指向の開発アプローチをとる。標準のJava Servlet APIを利用、あらゆるサーブレットコンテナおよびアプリケーションサーバーで動く。コンポーネントベースで一貫性のある構造を提供、新しいコンポーネントを容易に開発できるという。Java EE、Apacheの「HiveMind」「Spring」「Hibernate」などと容易に統合でき、拡張性と堅牢性を提供する。
最新版では、いくつかのマイナーなバグ修正を行った安定版。LinkSubmitが正式なコンポーネントとなり、GridやBeanEditFormなどのコンポーネントが強化された。コンポーネントメソッドにアドバイスを与えることが可能となったほか、@Logアノテーションを与えられるようになった。
Tapestry 4からの変更として、バージョン5はコードベースが新しくなっており、フレームワークがコードに適応する適応型のAPIを採用していることなどを挙げている。
最新版は、Apache License v2.0の下で公開されている。
Apache Software Foundation
http://www.apache.org
「Apache Tapestry 5.0.18」ダウンロード
http://tapestry.apache.org/download.html