Apache、DIコンテナ「HiveMind」プロジェクトを停止へ

 Apache Software Foundation(ASF)の開発者は4月22日、コミッターの投票により、DI(Dependency Injection)コンテナ「Apache HiveMind」のプロジェクト活動を中止することを決定したと報告した。HiveMindの後継は、「Apache Tapestry」のIoC(Inversion of Control)コンテナとなる。

 HiveMindはサービス設定マイクロカーネルで、IoCコンテナの要素を持つ。ASFのWebフレームワーク「Apache Tapestry」プロジェクトと密接な関係があり、Tapestry 5が新しいIoCコンテナに移行したことを受けて、活動が活発ではなくなった。今後はTapestryが搭載するIoCが後継となる。

 プロジェクト停止後、HiveMindは、ASFが新たに設けた活動停止プロジェクトのレポジトリ「Apache Attic」に置かれることになる。メーリングリスト、Webサイト、ダウンロードなどは引き続きオープンだが、リソースはリードオンリーで提供される。

Apache Software Foundation
http://www.apache.org

Apache HiveMind
http://hivemind.apache.org

Apache Attic
http://attic.apache.org