Dell、Linux OS搭載PCの販売を開始――コンシューマー向けに、まずは3機種を投入

 米国Dellは5月24日、Linux OSを搭載したコンシューマー向けPCの販売を開始したと発表した。

 同社のWebサイトで発売されているのは、デスクトップPC「Dimension E520n」「XPS 410n」と、ノートPC「Inspiron E1505n」の3機種で、OSには英国Canonicalが提供する「Ubuntu Linux 7.04」が搭載されている。

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Ubuntu Linux 7.04を搭載したXPS 410nは最小構成価格849ドルからとなっている。

 デスクトップPCのDimension E520nとXPS 410nは、CPUにIntelの「Core 2 Duo E4300」を採用している。メイン・メモリ1GB、ハードディスク・ドライブ250GBで、最小構成価格はDimension E520nが599ドル、XPS 410nが849ドルからとなっている。ちなみに、同じ構成のXPS 410nでWindows Vista Premium Editionを搭載した場合には、899ドルとなる。

 ノートPCのInspiron E1505nは、CPUにIntelの「Pentium Dual Core T2080」を採用。メイン・メモリ512MB、ハードディスク・ドライブ80GBで、最小構成価格は599ドルからとなっている。

 DellではLinux OSを搭載したPCの販売を決断した理由について、「ユーザーの強い要望にこたえたため」と説明している。同社は今年2月から公式ブログ「Dell Ideastorm」を開設し、ユーザーからのフィードバックを募っていた。同ブログにはLinux OSを搭載したPCの販売を求める声が殺到していたという。

 OSのアップグレード・サービスは、Canonicalによって提供される。なお、Dellでは同社のWebサイト内にLinuxユーザーのための特設サイトを開設し、“交流の場”を提供するとしている。

(ダン・ニーステット/IDG News Service 台北支局)

米国Dell
http://www.dell.com/

提供:Computerworld.jp