モーラネット、ウェブを使ったTV会議サービス、参加者のPCソフトの操作も

 モーラネット(吉田仁平社長)は2月5日、参加者が別のユーザーのパソコンにあるソフトウェアを遠隔操作できる機能を搭載した、サーバー導入型TV会議サービスの最新版「MORA Video Conference Ver4.0i」を発売したと発表した。

 HTTPまたはHTTPSを利用し、最大20人が参加できるウェブを使ったTV会議サービス。ブラウザを利用するため、専用ソフトのインストールが不要で、CD並みの音声品質で会議が行える。ネットワークが混雑した場合には画像の解像度を自動調節し、音声を優先的に送り、途切れないようにする独自技術を搭載した。会議資料はHTMLで共有することもできる。

 最新版では、アプリケーションをインストールしていない会議参加者のパソコンから、ほかの会議参加者のパソコンに搭載されているExcelやWord、CADなどのアプリケーションを自分のパソコンで操作しているように動かすことができる「アプリケーション共有機能」を搭載。最大640×480ピクセルの解像度に対応し、高画質で鮮明な映像でTV会議ができるようにした。

 そのほか、議長権所有者が、参加者を会議から退室させることができる「強制退室機能」、資料共有で描画した画面を画像ファイルに保存できる機能、ファイルをアップロード時に、URLを表示しないことでセキュリティを確保する「ファイルアップロード時のURL非表示機能」も追加した。

 利用料は、サーバー導入型の「イントラパック」が10ライセンスで210万円から。必要に応じて、カスタマイズ費、設計・構築費が別途かかる。モーラネットでは、ASP形式でもサービスを提供。ASPサービスの場合の料金は1IDにつき初期費用8万1900円で、月額費用は2100円。

モーラネット=http://www.moranet.co.jp/
「MORA Video Conference」= http://www.moranet.co.jp/webconference/index.html

提供:BCN