ログイット、米クリックフォックスの顧客行動分析ASPサービスを開始

 インフォコムグループのログイット(立古史朗社長)と米クリックフォックス(ジョージア州)は12月26日、複数の経路から入手した情報から消費者の行動分析を行えるASPサービス「ClickFox」を開始したと発表した。利用料金は年間2000万円から。

 「ClickFox」は、電話窓口での音声自動応答システムやウェブの自動応答システムをはじめ、コンタクトセンター、電子メールなどの情報から、利用者の動向を総合的に分析できるのが特徴。今回、ログイットが国内初の販売代理店となりサービスを開始した。

 サービスでは顧客が電話やウェブの自動応答システムなどで行った口座開設やクレジット決済といったログ(記録)から、その利用動向を分析する。CBI(顧客行動分析ツール)で、複数の応答サービスやシステムのログを人工知能で解析し、ユーザーの行動パターンを視覚的に分かりやすく表示する。

 このサービスを利用することで、企業はユーザーが求める自動応答システムに必要なサービスメニューや効率的なシステム構成などを把握することが可能で、顧客満足度の向上やコンタクトセンターのコスト削減につなげることができる。

 ログイットではグループで電話自動応答システムを手がけるイメージシティ、コールセンター用システムを販売するホワイトパジャマ・ジャパンと連携し、2社の顧客企業を紹介してもらったり、共同でコンサルティングサービスを提供していくことで販売拡大につなげる。

 「ClickFox」を開発したクリックフォックスは、2000年にジョージア州アトランタで設立。複数の経路から入手した情報を活用した顧客分析サービスの開発・販売を手がける。同社のサービスはこれまでにもバンク・オブ・アメリカやベル・サウスなど米大手企業で利用されている。

ログイット=http://www.logit.co.jp/
米クリックフォックス=http://www.clickfox.com/

提供:BCN