McAfee、ドメインの「危険度マップ」を公開――主要国ではルーマニアとロシアのドメインが最も危険

 米国McAfeeは3月12日、インターネット・ドメインの危険度が一目でわかる世界地図を公開した。この地図は、同社の「SiteAdvisor」で収集されたデータを基にしたもので、「ドライブバイ攻撃」の温床となっている可能性が高いルーマニアとロシアは真っ赤に塗りつぶされている。

新米Linuxユーザへの一言アドバイス――アンチウィルスソフトは不要です

新米Linuxユーザからよく聞かされる質問の1つは「ウィルス防御にはどのプログラムを使用すればいいですか?」というものである。そして「何もいりません」と返答をすることで、たいていの場合、セキュリティ関連の情報ソースとしての私の信用は即座に失墜することになる。実際Linuxというプラットフォームを使うのであれば、その性質上、マルウェアにそれほど神経質になる必要はないのだが……。

センドメールとクラスキャット、IBMのサーバを使ったLinuxベースのアプライアンス製品

 センドメール(本社:東京港区)とクラスキャット(本社:東京都港区)は2007年2月19日、IBMのx86サーバにソフトウェアを組み込んだLinuxベースのセキュリティアプライアンス製品を発表した。スパムフィルター、ウイルス対策、送信ドメイン認証などを統合してある。ダイワボウ情報システムが同日販売を開始した。

HDE、メールに特化したゲートウェイ型ウィルス対策ソフト

 ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、小椋一宏社長)は、メール(SMTPプロトコル)のウィルススキャンに特化したゲートウェイ型ウィルス対策ソフト「HDE Anti-Virus 4.5 SMTP Gateway」を2月27日に発売する。同社のパートナー・ソフト販売代理店を通じて販売する。ライセンス価格は通常版が15ユーザー6万3000円から、乗換版が15ユーザー3万1500円から。

ソフォス、06年の「スパム送信国ワースト12」を発表、トロイの木馬が急増

 ソフォス(アラン・ブロデリック社長)は1月22日、06年の「スパム送信国ワースト12」を発表した。スパム送信国、Webベースのマルウェア(悪意のあるソフト)をホスティングしていたサーバーを国別で比較した場合の双方で、アメリカがワースト1位を獲得。アメリカは、スパム送信を削減するための施策を行い、成果をあげているものの、依然として多くを占めた。

ソフトエイジェンシー、コマンドラインで操作するLinux/FreeBSD向けウイルス対策ソフト

 ソフトエイジェンシー(本社:栃木県小山市)は2006年12月4日、コマンドラインで動作するLinux/FreeBSD向けウイルス対策ソフト「ビットディフェンダー・アンチウイルススキャナ for Unices」の国内販売を開始した。ルーマニアのソフトウィン社の製品で、既存プログラムへの組み込みなど柔軟な運用ができるのが特徴。

HDEとエアネット、電子メールセキュリティサービスのASP提供で提携強化

 ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、小椋一宏社長)は8月31日、エアネット(井山大介代表取締役)の法人向け統合メールセキュリティASPサービス「メールまるごとセキュリティASPサービス」の「ウィルスチェック機能」「迷惑メールブロック機能」用に、「HDE Anti-Virus」「HDE Anti-Spam」を提供すると発表した。

マルウェア対策業界は信用できるか

はじめに:今や、インターネット・セキュリティは一大産業である。主としてMicrosoft WindowsとOfficeが持つ脆弱性がこの業界を膨張させ、今も膨張させ続けている。その結果、McAfeeやSymantecなど十数社が年間数百億ドル規模の市場を巡って競い合う現状がある。安全を扱う組織には、従来、警察・消防・救急などがあり、彼ら緊急対応チームは高い倫理性と高潔性を備えている。もちろん、かごの中に腐ったリンゴが混ざっていることはままある。しかし、概して言えば、彼らは申し分なく誠実であり信頼に値する。では、今日のコンピュータ・セキュリティ業界も同様に高く評価できるだろうか。私には、とてもそうは思えないのだ。