HDE、メールに特化したゲートウェイ型ウィルス対策ソフト

 ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、小椋一宏社長)は、メール(SMTPプロトコル)のウィルススキャンに特化したゲートウェイ型ウィルス対策ソフト「HDE Anti-Virus 4.5 SMTP Gateway」を2月27日に発売する。同社のパートナー・ソフト販売代理店を通じて販売する。ライセンス価格は通常版が15ユーザー6万3000円から、乗換版が15ユーザー3万1500円から。

 メールプロキシサーバーとして動作させ、メールサーバーの手前でウィルスを検知/隔離することで、ウィルスによるネットワーク負荷を軽減し、各クライアントマシンへの感染リスクを軽減する。ウィルス検知エンジンには、独立系テスト機関のAV Comparativesが05年に行ったテストで、ウィルス検知率第1位を獲得したカスペルスキーラブス製のエンジンを採用した。

 ウィルス定義ファイルの自動アップデート機能を搭載し、毎日指定した時間にインターネット経由で自動的にパターンファイルを更新する。取得時間は時間、日、週、月単位で設定でき、緊急時にはその場でパターンファイルを更新することもできる。

 すべての設定はウェブブラウザ上から行え、メールサーバーの設定変更などは必要ない。拡張データベースを利用し、ウィルス単体のエンジンでスパイウェアにも対応する。操作インターフェイスは「HDE Controller」に統合し、サーバーの管理とアンチウィルスの設定を同じ管理画面から行うことが可能。このほか、すでに「HDE Controller」を利用したメールサーバーが稼動している場合、同一サーバーにインストールすることができ、別途ウィルス対策用のサーバーを用意する必要がない。

 動作環境は、「Red Hat Enterprise Linux AS 2.1/3.0/4」「Red Hat Enterprise Linux ES 2.1/3.0/4」「Red Hat Enterprise Linux WS 3.0/4」「Turbolinux 8/10 Server」「CentOS 4」「MIRACLE LINUX V4.0」。「HDE Controller」は「3.0」以上に対応する。

ホライズン・デジタル・エンタープライズ=http://www.hde.co.jp/

提供:BCN