オープンソースのLinux用メールウイルススキャナ

 Linuxはほとんどウイルスの影響を受けないのに、システム管理者がLinuxのメールサーバでアンチウイルスソフトウェアを使っているのはなぜだろうか。それは、メールサーバのウイルススキャナがMicrosoft Windowsユーザにとって別のレベルの防御策として役立つからだ。Linuxにはサーバベースのアンチウイルスアプリケーションがいくつか存在するが、そのほとんどは設定によってさまざまなメッセージングサーバと通信できるようになる。多くの人々は、開発が積極的に進められているオープンソースのウイルスツールキットClamAVをバックエンドで使用している。プロプライエタリまたは商用のスキャナを使用している人々もいるが、本稿ではsendmailメッセージングサーバ用のウイルススキャナであるMailScannerAnomy Sanitizerの比較を行う。

日本エフ・セキュア、Red Hat最新版に対応したウイルス対策2製品

 日本エフ・セキュアは2007年8月9日、Linux対応アンチウイルス製品の最新版「F-SecureアンチウィルスLinuxゲートウェイ Ver2.31」と「F-Secure Linuxサーバセキュリティ Ver5.52」をリリースした。前バージョンからのマイナーバージョンアップで、エンジンのアップデートや不具合修正のほか、レッドハットの最新Linuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 5.0」(RHEL5.0)に対応した。

Windows Updateのファイル転送を悪用する新手のハッキング手法が登場――ファイアウォールを迂回してマルウェアをアップデート

 米国Symantecの研究者が5月10日、MicrosoftのWindows Updateサービスのファイル転送コンポーネント「Background Intelligent Transfer Service(BITS)」を悪用して、ファイアウォールを越えて悪意のあるコードをダウンロードさせるハッキング手法が使われていることを報告した。

不正コードを世界にまき散らすホスティング会社5社が判明――ウイルスに感染したWebサイトのほとんどをホスティング

 悪意のあるダウンロード・ソフトウェアを特定する活動に取り組む「StopBadware.org」は5月4日、コンピュータ・ウイルスに感染した数多くのWebサイトをホスティングするプロバイダー5社を名指しで公表。インターネット・ユーザーが危険にさらされていると警告を発した。

Microsoft、企業PC向けウイルス対策ソフトを来月発売――CEOのバルマー氏、「包括的なセキュリティを提供できる!」

 米国MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー氏は4月23日、オランダのアムステルダム市近郊で開催されたテクノロジー・イベントの基調講演で、企業のクライアントPC向けウイルス対策ソフトウェア「Forefront Client Security」を5月中に発売することを明らかにした。