Dell、低価格なiSCSIストレージを販売開始――iSCSIの急速な普及を背景に小中規模SAN構築ニーズに訴求

 Dellは9月11日、同社のストレージ製品群「PowerVault」シリーズの新モデルとして、小中規模のネットワーク環境に適したiSCSI対応ストレージ「PowerVault MD3000i」を販売開始した。価格は、752,850円(ストレージ・コントローラ1基、73GBのHDD 2基などを含んだ構成)からとなっている。

日本HP、中小規模システム統合向け「HP BladeSystem c3000エンクロージャ」

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、中堅・中小規模環境向けのコンパクトなブレードきょう体「HP BladeSystem c3000エンクロージャ(HP BladeSystem c3000)」を9月13日に発売した。9月下旬から出荷を開始し、価格は50万4000円。昭島工場でパーツの開梱やサーバーの基本的なセットアップ、ラッキングなどを行う「HP Factory Express」にも対応する。

ハウツー:LVMで楽々ディスク管理

 かつてディスク空間の管理は手間も時間もかかり、管理者にとってもユーザにとってもいらだたしいものだった。ディスク空間が足りなくなった場合には、Linuxをインストールし直したり、数時間をかけてPartedのようなツールを使用してパーティションの大きさを変更したりすることもしばしばだった。しかしLVM(Logical Volume Manager)を使用すれば、ほとんど苦労することなくディスク空間を増やしたり、減らしたり、管理したりすることができる。

ストレージ・リソースの無駄遣いを解消する、シン・プロビジョニング技術への“期待度”――大手ITベンダーも本格採用

 米国の調査会社Forrester Researchは先ごろ、「ストレージ運用管理に関する調査リポート」を発表した。それによると、ストレージ不足を極度におそれる各部門のエンドユーザーは、必要以上にストレージ容量を“確保”する傾向にあり、データセンターの電力コストの高騰やスペース不足に頭を痛めているストレージ/IT管理者の悩みをさらに増加させているという。

少ない電力でより多くのデータをストア――ストレージ管理の「今日的キーワード」は「省電力」

 電力不足が深刻化し、エネルギー・コストが急上昇する中で、今、ユーザーもベンダーも、より少ない電力でより多くのデータを管理すべく悪戦苦闘している。これは電力対策の問題であると同時にデータセンターの設計効率化に関する問題であり、またストレージ管理にまつわる問題でもある。つまり、この問題を解決するために企業に問われているのは、人材の問題をも含めた「総合力」なのである。

「ストレージ2.0」いよいよ発進――ストレージもWebベースの時代に

 「ストレージ2.0」が単なる概念の域を脱し、いよいよ実用に供され始めた。最大の売りは、その安さと手軽さで、バックアップやアーカイブ用のセカンダリ・ストレージとしては、今後最も有望な選択肢となっていくことも十分に考えられる。本稿では、そんなストレージ2.0を支える技術と、そのメリット/デメリットについて詳しく解説してみることにしたい。

日本HP、ミッドレンジのディスクアレイ製品をラインアップ一新

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、ミッドレンジのディスクアレイストレージ製品「HP StorageWorks Enterprise Virtual Array(EVA)ファミリ」のラインアップを一新、2007年7月下旬に出荷開始する。高速化したほか、障害ディスクをハード的に切り離せるようにすることで可用性を高めた。

日本HP、中小規模環境に向けたストレージバックアップ製品とDATドライブ

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は6月28日、ディスクを使ったストレージバックアップ製品「HP StorageWorks D2D120 Backup System(D2D120)」と、最新の第6世代DDSテクノロジーを採用したDATドライブ「HP StorageWorks DAT160 テープドライブ(DAT160)」を7月中旬から順次発売すると発表した。