日本HP、ミッドレンジのディスクアレイ製品をラインアップ一新

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、ミッドレンジのディスクアレイストレージ製品「HP StorageWorks Enterprise Virtual Array(EVA)ファミリ」のラインアップを一新、2007年7月下旬に出荷開始する。高速化したほか、障害ディスクをハード的に切り離せるようにすることで可用性を高めた。

 独自の仮想化技術を搭載した「EVA4000/6000/8000」の後継機種。コントローラチップを改良して従来比で約20%高速化した。また、管理ソフトウェアのバージョンアップによって、操作性などを向上。障害機器を自動認識して日本HPに通報する「HP通報サービス」にも対応する。

 障害ディスクドライブの切り離しは、ディスクエンクロージャにCTS(Cut Through Switch)と呼ばれるスイッチを搭載して、従来はアレイコントローラで行っていた切り離しを、ハード的に行うようにした。これによってドライブ障害による影響を局所化できるという。

 ホストインタフェースは、ファイバチャネル スイッチ ファブリック。価格は、最大ディスク数56台の「EVA4100」が363万3000円、最大112台の「EVA6100」が678万3000円、最大240台の「EVA8100」が1312万5000円。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ヒューレット・パッカード
http://www.hp.com/jp/

EVA4100/6100/8100
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/diskarray/eva/specs.html