日本HP、中小規模環境に向けたストレージバックアップ製品とDATドライブ

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は6月28日、ディスクを使ったストレージバックアップ製品「HP StorageWorks D2D120 Backup System(D2D120)」と、最新の第6世代DDSテクノロジーを採用したDATドライブ「HP StorageWorks DAT160 テープドライブ(DAT160)」を7月中旬から順次発売すると発表した。

 「D2D120」は、エントリークラスのディスクを利用したバックアップ装置で、大企業の部門、学校や小売業など中小規模環境サーバーの日常的なバックアップ業務用に活用できる。ユーザー領域は1.5TBで、ネットワーク上の4台までのサーバーから同時にバックアップ可能。

 また、「D2D120」を1次バックアップとして利用し、その後長期保存用にテープにデータ移行を行うなどの柔軟な運用も行える。このほか、ランダムアクセスで効率的なデータリストアが可能、短時間で導入でき、ディスクの使用率や物理ディスクの状態も同じ管理インタフェースで一元的に管理できる。

 「DAT160」は、HPの開発した最新の第6世代DDS技術を採用。2:1圧縮時のカートリッジ1本の容量160GB、バックアップスピード50GB/時と、DAT最大の容量とパフォーマンスを実現した。低コストのメディアやドライブで所有コストを低減するほか、2世代前(DAT 72/DDS4)までの互換性があり、移行コストも低減できる。

 また、USBモデルではSCSIホストバスアダプタなどを追加購入する必要もなく、プラグ&プレイで利用できる。さらに、12万5000時間というMTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)により、高い信頼性を提供する。

 発売日と価格は、7月中旬に発売する「HP StorageWorks D2D120 Backup System」が29万4000円。USB接続内蔵型の「HP StorageWorks DAT160-USB」は14万7000円、USB接続外付型の「HP StorageWorks DAT160-USB」は16万8000円、SCSI接続内蔵型の「HP StorageWorks DAT160-SCSI」は15万7500円、SCSI接続外付型の「HP StorageWorks DAT160-SCSI」は17万8500円で、いずれも7月下旬に発売する。

日本ヒューレット・パッカード=http://www.hp.com/jp/

提供:BCN