ぷらっとホームは5月27日、分散型ストレージサーバー「CloudStation dSS」を発表した。独自開発のストレージエンジン「dSS engine」を採用、スケーラブルかつ信頼性の高いストレージを構築できる。
OpenSolarisベースの高機能ストレージ向けOS新版「NexentaStor 3.0」リリース
NexentaStor Projectは3月25日、オープンソースのストレージサーバー向けOS「NexentaStor 3.0」の無償版「Community Edition(CE)」を公開した。ファイルシステムにZFSを採用、「x86ハードウェア向けとして最高のファイルサーバー」をうたっている。
ZFSベースのオープンストレージ「NexentaStor 2.1」
米Nexenta Systemsは8月17日(米国時間)、ZFSファイルシステムをベースとしたオープンストレージシステム最新版「NexentaStor 2.1」を発表した。
Webベースの日本語GUIを備えた完成度の高いNAS用OS「FreeNAS」
ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバである「NAS(Network Attached Storage)」が、最近急速に普及してきている。企業などはもちろん、一般家庭においても日々増え続ける音楽ファイルやデジカメの写真の管理と、その活躍の場は広がっている。このNASを手軽に構築できるシステムが「FreeNAS」だ。
米Microsoft、オープンソースのWindows向けNFSクライアント開発に出資
米Microsoftは4月22日(米国時間)、ミシガン大学情報技術統合センター(CITI)のオープンソースのWindows向けNFS(Network File System)クライアント開発プロジェクトに出資することを明らかにした。実現すれば、WindowsとNFSの相互運用性を改善できるという。
ネットジャパン、Ext2/Ext3 FSが読み書きできるMac OS X用ドライバソフト
ネットジャパン(本社:東京都千代田区)は2009年3月19日、Ext2/Ext3ファイルシステムのパーティションにフルアクセス(リード/ライト)できるMac OS X用ドライバソフト「Paragon ExtFS for Mac OS X」の販売を開始した。同社の直販サイト「マイネットジャパン」などでダウンロード販売する。価格は4410円。
米Sun、ストレージ暗号化鍵管理プロトコルを公開
米Sun Microsystemsは2月17日(米国時間)、自社鍵管理システム「Sun Crypto Key Management System(KMS)」とストレージデバイス間の通信プロトコルを公開し、オープンソースプロジェクト「Crypto KMS Agent Toolkit」として開発を進めることを発表した。
ext4に対応した Parted Magic 3.5 でパーティションを操作する
Parted Magic は、主にハードディスクのパーティションの作成/削除/リサイズといった操作に特化したLinuxディストリビューションだ。Windows用の商用パーティション管理ソフトとしては「Partition Magic」が有名だが、Parted Magicは、名前から想像できるように、それと同じような役割をするライブCD版Linuxである。
compFUSEd:ディスクスペースの節約に役立つ圧縮ファイルシステム
Filesystem in Userspace(FUSE)とは、Linuxカーネルに手を付けることなく独自ファイルシステムのインストールを可能にすることを目的としたモジュールだ。こうして追加されるファイルシステムは通常のプログラムの1つとして動作するので、共有ライブラリを使用できる他、Linuxカーネル内部からでは実行困難な処理を行わせることも可能であるのと同時に、当該マシン上のアプリケーション群から見た場合のFUSEファイルシステムは、ごく通常のファイルシステムとして認識されるのである。そして本稿で解説する compFUSEd は、自動圧縮機能を備えたFUSEファイルシステムを提供するためのツールであり、特にテキストドキュメントや実行可能ファイルといった圧縮性の高いファイルを多数扱う場合、compFUSEdの使用はディスクスペースの大幅な節約を持たらしてくれる。
リモートファイルシステムを使ってRAID-1を構成できるChiron FS
米Novell、アイデンティティ主導型のストレージ管理ソフト「Storage Manager 2.5」をリリース
米Novellは1月26日(米国時間)、アイデンティティ主導のストレージ管理ソフトウェア「Novell Storage Manager 2.5」を発表した。ディレクトリにあるイベント、アイデンティティ、ポリシーなどをベースにストレージ管理作業を包括的に自動化できるという。
FUSEとarchivemountでアーカイブをマウントする
archivemountというFUSEファイルシステムを利用すると、圧縮したままのtarballをファイルシステムとしてマウントすることができる。FUSEファイルシステムにはLinuxカーネルを介してアクセスするので、この方法でマウントすれば、どのアプリケーションからでもアーカイブのファイルを取り込んだり保存したりできることになる。つまり、ファイルをアーカイブに置いたまま、いつも使っているテキスト・エディターで開いたりイメージ・ビューアーで表示したり音楽プレーヤーで再生したりできるというわけだ。しかも、一部のアーカイブ形式については書き込みもでき、アーカイブにあるファイルを直接編集することも可能だ。
Ubuntuの論理ボリュームマネージャ概説
ハードディスクはアクセス速度が遅く、故障も多い。さすがにワーキングメモリとして使われることはなくなったが、固定サイズのハードディスク・パーティションは今なおストレージ領域の主流である。そのため、速度やデータ損失の問題だけでなく、サーバをインストールする際のパーティションサイズの計算が正しいか、また(ほとんど未使用のパーティションがほかにあるのに)特定のパーティションだけが空き領域不足に陥っていないかにも気を配る必要がある。さらに、実稼働中のシステムで物理ボリュームの境界を越えるパーティションの移動が必要になったりするとかなり厄介だ。
ディレクトリ別のディスク使用率チェックをクールにこなすツール群
コンピュータ世界におけるパーキンソンの法則が成立し続けるなら、どのような大容量ディスクを搭載していようとも、やがては空き容量不足に陥ることになる。そしてこうした現象が現在進行形で問題化しているユーザであれば、ディレクトリ別のディスク使用率の解析ツールを利用して、何が空き容量を食いつぶしているのかを確認すべきだろう。
光メディア上のファイルに対する透過的圧縮
Linuxカーネルはバージョン2.4.14から、光メディア上のファイルの透過的展開をサポートしている。本記事ではこの透過的展開のサポートにより、mkzftreeツールとgenisoimageの-z
オプションを用いて光メディアへの焼き付けを行う際に、どのような利点が得られるかを示す。これらのコマンドは、gzipと同じアルゴリズムを使用するzlibによってファイルを圧縮する。透過的圧縮エクステンションであるRock Ridgeを利用することにより、DVDにより多くのデータを格納することができる。
米Sun、ZFSを強化した「Solaris 10 10/08」を発表
米Sun Microsystemsは10月31日(米国時間)、Solaris OSの最新版「Solaris 10 10/08」を発表した。ZFS(Zettabyte File System)ファイルシステムなどを強化し、システムの性能、複雑性の管理を改善するという。
ディスク診断ツール、GSmartControl
GSmartControlは、smartctlが出力したハード・ドライブのSMART(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)健康情報をグラフィカルに表示するツールだ。これを使えば/dev/disk/by-idで問題のディスクを探す作業も、smartctlを実行したあとに、その出力からSMART属性の異常を見つけ出す作業も不要だ。
FreeNASでのストレージの設定方法
ネットワークから容易にアクセス可能なストレージを提供すること。それがFreeNASサーバーの目的だ。その目的を果たすには、ハードディスクがFreeNASでどのように扱われるかを理解し、ハードディスクをどのように構成すればそのネットワークにとって最も適切かつ信頼できるストレージになるかを知ることが重要である。
プッシュ可能なネットワーク・ファイルシステム ccgfs
CC Network Filesystem( ccgfs )を利用すると、プッシュモデルでもプルモデルでも、ネットワークを越えてファイルシステムをマウントすることができる。ほとんどのネットワークファイルシステムはプルモデルを採用しているが、この場合クライアントがネットワーク共有をマウントし、接続を開始するのもクライアントだ。これに対して、プッシュモデルのネットワーク共有では接続はサーバーが開始する。このため、ネットワーク非武装地帯(DMZ)にあるマシンからファイアウォールを越えてファイルサーバーにアクセスしたいときに都合がよい。
UUIDを使ったディスクドライブ指定
「/etc/fstab」ファイルの中身を調べると、「/dev/hda1」といった見慣れたハードディスク表記ではなく「UUID=62fa5eac-3df4-448d-a576-916dd5b432f2
」のようなエントリを見かけることがある。こうしたエントリは汎用一意識別子(UUID:Universally Unique IDentifier)と呼ばれており、この128ビットの数値を使うことでハードディスクドライブの管理が容易になる。