OpenSolarisベースの高機能ストレージ向けOS新版「NexentaStor 3.0」リリース
NexentaStor Projectは3月25日、オープンソースのストレージサーバー向けOS「NexentaStor 3.0」の無償版「Community Edition(CE)」を公開した。ファイルシステムにZFSを採用、「x86ハードウェア向けとして最高のファイルサーバー」をうたっている。
NexentaStorはOpenSolarisベースのディストリビューション「Nexenta」をベースに、仮想化サーバー環境向けの最適化やエンタープライズ機能を搭載したストレージサーバー向けOS。ファイルシステムとしてZFSを採用し、iSCSIにも対応、無制限の差分バックアップやスナップショット機能、ブロックレベルでのミラーリング、スナップショットを含めた統合検索機能などの特徴を持つ。
NexentaStor 3.0では、運用中のストレージとバックアップストレージの両方に対しインラインデデュプリケーション機能を利用可能となったほか、ユーザー/グループ単位でのquotaによる容量制限設定もサポートした。サポートする最大ストレージ容量は12TBで、利用可能領域の自動拡張機能も追加されている。ハードウェアサポートも改善し、「Open Solaris 10.03」のハードウェア互換リストにあるものは全て対応するという。
現在WebサイトでCDイメージとVMwareイメージが提供されているほか、Xenイメージも近日中に公開予定とのこと。商用プラグインや高可用性プラグインなどが利用できる商用版は3月31日にリリースする。
NexentaStor.org
http://www.nexentastor.org/
「NexentaStor 3.0」Community Editionダウンロード
http://www.nexentastor.org/projects/site/wiki/CommunityEdition