ネットマークス、仮想化サーバー認証にFeliCaを活用するためのソフトウェア

 ネットマークス(大橋純社長)は11月19日、アプリケーションを仮想化して配信するサーバーベースのコンピュータ「Citrix Presentation Server(CPS)」で動作するアプリケーションの認証に、非接触ICカード技術方式「FeliCa」を活用するためのソフトウェア「SecureSuiteCX」を発売した。

LinuxでWebカメラの設定に挑戦する

 往年のGNU/Linuxの雰囲気を味わいたい人は、Webカメラの設定に挑戦してみてはどうだろう。大半の周辺機器とは違い、普通はディストリビューションのインストール中にWebカメラの設定が行われることはない。また、プリンタであればCUPS(Common Unix Printing System)とそのインタフェースが用意されているが、一般にWebカメラの場合はインターネットで見つかった情報とカーネルモジュールおよびドライバに関する自らの知識に頼ることになる。こうした敷居の高さはWebカメラの設定が挑み甲斐のある作業になり得ることを示している。だが、決断力とひたむきさ、そして少しの運があれば、半日以内にWebカメラを動作させることができるはずだ。

ワイヤレスカードをLinuxで利用可能にする2つのツール

 GNU/Linux関係のハードウェアにおいて、ワイヤレスネットワークアダプタほどサポート状況が貧弱な分野はないであろう。大手ベンダからは新型モデルが絶えずリリースされているものの、そのほとんどがLinuxのサポートを端から放棄しており、またこれらのワイヤレスカードに対応したフリードライバをリバースエンジニアリングで作成するのはほとんど不可能に近い状態になっている。特にラップトップの場合、ワークステーションほどのカスタマイズを施してくれる販売業者は少数派と言っていいのが現状だ。こうした不満に対して、色々と不備な点はあるものの、一応の実用的なソリューションを提供してくれるのが本稿で紹介するndiswrapperおよびBroadcom firmware cutterである。

GNU/Linuxで利用可能なLightScribe対応ディスクラベラー

 CDやDVD上に直接ラベルを印刷するLightScribeテクノロジがGNU/Linuxで利用可能となったのは2006年後半のことである。LaCie LightScribe Labeler for Linux(4L)がリリースされたのは2006年10月の出来事であり、その1カ月後にはHewlett-PackardのLightScribe事業部からSimple Labelerがリリースされている。これらのソフトウェアは自由にダウンロードできるものの、ライセンス的にはプロプライエタリ扱いなのが難点であるが、現状でGNU/Linuxに対応したLightScribe系ツールとしては他に選択肢が存在していない。またどちらもラベル印刷の基本機能は備えられているが、それぞれに固有の制限も付随している。

このハードウェアはLinuxで使えるだろうか?――その調べ方

 あるコンピューターでGNU/Linuxが動くかどうか――それを判断するには、そのコンピューターを構成するハードウェア一つ一つについてGNU/Linuxの対応状況を調べるというきわめて厄介な作業が必要になる。出来合いのコンピューターを買うのではなく自分で組み立てる場合も、事情は同じだ。どちらにしても、使用するビデオ・カード、サウンド・カード、プリンター、スキャナー、デジタル・カメラ、ワイヤレス・カード、モバイル機器がGNU/Linuxで使えるかどうかを調べなければならない。しかし、幸いなことに、その作業に役立つ資料がいくつかある。

LG電子、ブルーレイとHD DVDの両規格で記録・読み込み可能な内蔵ドライブ

 LG電子ジャパン(李揆弘代表取締役)は8月2日、国内で初めてブルーレイディスク(BD)とHD DVDの両規格に対応した内蔵型ドライブ「Super Multi Blue」2機種を8月下旬に発売すると発表した。価格はともにオープン。実勢価格は、BDの書き込みとHD DVDの読み込みが可能な「GGW-H20N」が6万5000円前後、BDとHD DVDの読み込みが可能な「GGC-H20N」が4万5000円前後の見込み。

LogFS:新方式のフラッシュファイルシステム

 各ストレージ機器メーカーがソリッドステートディスクの出荷体制を整えつつあるためか、One Laptop Per ChildのXOやIntelのClassmateのようなLinuxベースのマシンには標準的なハードディスクが搭載されていない。現在入手可能な多様なフラッシュメモリ式ストレージデバイスのパフォーマンスを向上させるために、フラッシュデバイス専用のスケーラブルなファイルシステムLogFSがプロジェクトリーダのJörn Engel氏によって披露された。