ワイヤレスUSB:米国で発売 PCのケーブル不要に

 米IOGEARは8月4日(米国時間)、パソコンと周辺機器を無線で結ぶ「ワイヤレスUSB」のハブとアダプターを発売した。従来の「USB」を改良した新しい技術で、米国では製品が登場しはじめた。

 ワイヤレスUSBはパソコンとプリンター、デジタルカメラなどを無線で接続する技術。通信速度は3メートル以内なら最大480Mbps、10メートルでも110Mbpsで、ブルートゥース(最大1Mbps)より大幅に速い。目障りなケーブルが不要になるため、普及が期待されている。

 ハブの側の端子にプリンターなどを接続。一方、アダプターをパソコンのUSB端子に差し込めば、無線でデータを送受信できる。価格はセットで199.95ドル。米国では他のメーカーも年内に発売予定。米Dellなどは、ノートパソコンにワイヤレスUSB機能を内蔵させる計画だ。【南 優人/Infostand】

IOGEAR
http://www.iogear.com/